日記(人生初キャンプをしたんで
すよ。キャンプ玄人1、素人2の3人構成で伊豆のキャンプベアードに行ってきたんですよ。
あのベアードビールの醸造所のすぐ隣の土地がキャンプ場となっており、うまいビールがすぐに手に入る最高な場所!タップルームもあり、グラウラーに入れても瓶でも購入することができる。シーズン限定のは生だけなのかな?と思ったら瓶でも購入できて酒飲みに親切な設計でした。無限に飲んでしまおうとするので財布と肝臓にはよくない。
様々なスタイルのビールがあり、ベルギー酵母を使っているかというのは微妙だがセゾン、へレス、インペリアルスタウト、ボック、ラガー、エール、IPA……なんでもござれで、酒が強い富豪だったら端から頼みたかったなぁ。
キャンプ地は何ヵ所かあるみたいでしたが、我々は木陰かつ川の眺められる最高のポイントに。これはキャンプ玄人の方がこの地にもよく来ていたことで選んでいただけたポイント。最高でしたわ。
正直な話、義理もあって参加という流れでこんなに楽しいとは思っていなかった。共にキャンプをした人たちの人柄があまりによかったことと、天候にめちゃくちゃ恵まれて暑すぎも涼しすぎもせず、ストレスフリーで自然と酒と飯を満喫する最高の環境だったからだろう。得難い。
ストレスフリーな要因としてキャンプ道具があまりに便利・合理的なモノで、あれが揃っていたからかもしれないと思ったりもする。組み立ての必要ないテントやタープ、棒を伸ばせば組みあがり布を被せればいい椅子、ガス式のホットプレートと至れり尽くせりだった。
食べ物や酒の写真は完全に撮り忘れてしまった。撮影なんてしてる暇はない。最高の環境に酒と肉があるのだ。もうわたしはカメラを持つ余裕なんてなかった。そうそう、1kgの塊肉、牛サーロインを持って行き炭で焼くなどもした。どう考えても最初の半分切り出したのは中心が生焼けだったが、ホットプレートで焼き直しながら食べた。味付けもまぁまぁ成功と言ってよく、これからもキャンプには塊肉を持って行きたい。
コーヒーを生業にしているのにも関わらず、わたしは珈琲用具の一切を忘れて行ったので仲間に驚かれてしまった。次回はそちらも必ず持って行こう。キャンプで飲むコーヒーは美味いか、と問われれば別段めちゃくちゃうまい訳ではない。紙コップよりちゃんとした器で飲みたいし、豆や温度、注ぎ方だっていつもの方がこだわれるのだから。そんな夢のない話はやめにして、次回は牛乳とかあればなーと思った。なんとなくだが、野外で飲むコーヒーはストレートよりも砂糖やミルクがあったほうがいい気がするのだ。牛乳は傷みそうだな……。ままならん。
明らかに飲み過ぎたわたしは4時ごろ二日酔いで目覚めたらしく、テントを抜け出しカメラ片手に散歩に出ることにした。
山の稜線が赤く、空はまだ夜を残したような色だった。光が伸びてきて自然と町を美しい景色にしていく。まだ眠っている町、眠らない街というのはこういう事かもなぁと考えていた。
湿気!というわけでなく、心地いい水分を含んだ空気。草木に反射したやわらかな緑。人工物は優しく朽ちているものが多くて、都会で見たり読んだりするディストピア物と呼ばれがちな作品のような暴力的な自然はない。人間も、それが作り出したものも自然の一部という話が、この規模の生活ならすんなりと受け入れられる。
二日酔いもほんのり楽になり、歩き疲れたのでテントに戻った。真ん中に寝ていたわたしがゴソゴソとしているのは2人には良い迷惑だったことだろう。はっはっは。
朝の7時くらいにまた目を覚まして朝食。のんびりした後、キャンプ地を去った。10時くらいだったろうか。
写真を載せているうちに記憶が戻ってきた。わたしは今回「sigma dp2 merrill」の写真しかパソコンに取り込んでないぞ!?夜、晴れていたら星がキレイだろうとルンルンで入れたα7s2の写真もあるんだった。