酔っぱらいがサンタクロース
昔わたしのおしゃれなおかあさんは
クリスマスの日私に云った
今夜8時になればサンタが家にやって来る
だからいい子に早くお布団入って
そう言いながらウインクして
「早く眠りにつけばプレゼントが届くのよ」
酔っぱらいがサンタクロース
本当はサンタクロース 夜中に子ども放置して
酔っぱらいがサンタクロース
酒臭いサンタクロース 飲み屋から帰ってきた
あれからいくつ冬がめぐり来たでしょう
今も彼女を思い出すけど
ある日遠い街へと知らん男と駆け落ちした
そうよ明日になれば
私もきっとわかるはず
酔っぱらいがサンタクロース
本当はサンタクロース 子どもより男をとって
酔っぱらいがサンタクロース
楽しそうにサンタクロース この行動はわからない
酔っぱらいがサンタクロース
それが私のおかあさん 子どもより男をとって
すみちゃんがサンタクロース
枕元にプレゼント 置いてからスナック行った
はい、リアルにあった出来事です。
えっちゃん、保育園の頃のお話です。
ちなみに、枕元にあったプレゼントはお人形のベビーカーでした。
これって、今でいうところのネグレストってやつですよね?
この後、私夜中に目が覚めてしまいまして
一緒にいたはずの母が居なくなって、ポツンと枕元にクリスマスプレゼントだけ置かれて居た風景を見て、ギャン泣きしてしまいました。
ご近所のおばさんたちが飛び出して来てくれて、無事事なきをえましたが、その騒動の中、小躍りしながら酒臭い女がフラフラ帰ってきたのは今でも鮮明に覚えています。
そしてご近所さんにご挨拶した後、家に入ってからすみちゃんに怒られました。
「なんで外にでたの?!」
理不尽&世間体。
そりゃ出るでしょうよ、どこへ行ったのか怖くて探してたんだから。
ひどすぎる母親に乾杯。
あんなことよく出来たなと、未だに理解出来ない母の行動の一つです。
( ˙-˙ )スンッ