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リッチ号、5号車なのか、嵯峨野5号なのか問題

こんにちは!


帰宅途中、トンボが飛んでるのを見て、なんとな~く秋の訪れを感じる今日この頃です🌾

更新頻度が低すぎて、ブログを読んでくださっている方々には、「この人、投稿するたびに季節の移り目を感じてるのでは…」と思われているかもしれません。

すみません。お察しの通りです。




さてさて。

このブログを開設した目的のひとつに、『チケット販売窓口の視点から、お役立ち情報や基本情報をお伝えすること』というものがあります。

普段、お客様と直接お話する中でよくご質問をいただくことなどを、よりわかりやすくご紹介できればと思います😌

早いものでブログ開設して4ヵ月が過ぎてしまいましたが、これから投稿していく情報がみなさまのお役に立てれば幸いです。




今回のテーマは、

「リッチ号、5号車なのか、嵯峨野5号なのか問題」

です。


お客様からいただくご質問ランキング(私調べ)で常に上位、もはや殿堂入りしているのが、

「5号車のリッチ号に乗りたいんだけど、嵯峨野5号っていう11時02分発の列車だけがリッチ号なんですか?」

というもの。


結論から言うと、そうではありません!



まず「リッチ号」というのは、以前このブログでも紹介した、オープン仕様の車両のこと。


窓ガラスはなく吹き抜けで、屋根はガラス張り。ほぼ外なので雨が降れば濡れてしまうこともありますが、とても開放的で一番人気の車両です✨

そのため、このリッチ号に乗りたい!とお問い合わせくださる方がとても多いのですが、その中で必ずといっていいほど混乱を招いているのが、今回のテーマです。




嵯峨野トロッコ列車について検索すると、たくさんの情報サイトやご乗車いただいた方のブログ、SNSなどで「リッチ号」のことをご紹介いただいている記事を読むことができます。(ありがとうございます😊)

より詳細な記事では、「5号車リッチ号」や「5車両目のオープンカー」と書いてくださっているのですが、まさにこの「5」!

この「5」が嵯峨野イチのクセモノなんです…




リッチ号を指す「5号車」とは、機関車+客車5両で編成されているトロッコ列車の「客車の5両目」という意味なのですが、トロッコ列車の時刻表には「嵯峨野5号」というもうひとつの「5号」が登場します🤔

これはトロッコ列車の出発時刻ごとに設定されている列車番号で、「嵯峨野5号」は「11時02分発 トロッコ嵯峨駅→トロッコ亀岡駅」を意味しているのです。



何を隠そう、当社のトロッコ列車はひとつだけの車両で何往復もがんばっておりますので、時間によって車両の編成が変わることはありません

リッチ号そのものは、毎日毎時間に必ずあります。

(嵯峨野観光鉄道ホームページ内 残席状況)

↑は「嵯峨野○号」で1〜4号車、「嵯峨野リッチ○号」で5号車の残席状況を表しています。


11時02分発列車の5号車は「嵯峨野リッチ5号」、13時02分発列車の5号車は「嵯峨野リッチ9号」…という見方になりますね。



余談ですが、海外からのお客様が多かった頃。

朝一番、一体何時から起きているんだろうと思うくらい爽やかな笑顔で「Car No.5!😄」と言いながら時刻表の「Train No.5(11:02)」を指さしているお客様。

念のためリッチ号の写真をお見せしながら「始発列車にもリッチ号はありますよ」と伝えると「エッマジで?ほな早いほうがええわ!(意訳)」と喜んでくださり時間を変更、というようなやりとりがほぼ毎日ありました。

同じ数字でややこしいですよね…と申し訳なく思いつつも、とにかく5号車に乗りたいことを伝えなきゃ!とこのお客様を前のめりにさせるほど、「Car No.5」「The rich」という言葉が世界的に広まっているんだなぁ…想像して嬉しくなったことを思い出します。

こういうちょっとしたやりとりも、たくさんのお客様をお迎えする窓口ならではの楽しみのひとつです🍀




もし雨上がりにリッチ号に乗車されることがあれば、ガラス屋根にはりついた落葉と、その向こうの青空を眺めるのもオススメです。

(写真は11月)




ちなみに、リッチ号以外の1〜4号車の窓ガラスはお客様ご自身で開閉可能なので、景色を楽しむことはもちろん、風を感じることもできますよ🎶



「5号車」と「嵯峨野5号」の違いについて、おわかりいただけたでしょうか?

ぜひ参考にしてみてくださいね。




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