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嵯峨野の機関車は52歳
こんにちは。
今回は駅窓口社員に代わり、運転士兼車掌がブログを更新します。
皆さんは嵯峨野トロッコ列車の魅力についてどんなイメージをお持ちですか??
沿線の四季折々楽しめる風景?
京都・嵐山からすぐに乗れる手軽さ?
ふたつとも正解ですが、乗務員目線からするとトロッコ列車に使われているディーゼル機関車も非常に価値があり注目してほしいポイントです!
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ディーゼル機関車は「DE10」という形式で、嵯峨野トロッコ列車で使われてるものは、昭和46年に製造されたもの。
製造当時は700両も作られたそうですが、今では世代交代が進み
全国でも「DE10」という機関車は数を減らしてきています。
そんな中で嵯峨野トロッコ列車の「DE10」はまだまだ現役!
超大ベテランですが毎日元気に走ってくれています。
嵯峨野トロッコ列車に使われている機関車は赤と黒の塗装が施されていて『嵯峨野色』と呼ばれていますが、実はもう一機の機関車も予備機として『嵯峨野色』が施されています。
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普段この予備機は京都の梅小路機関区にいて、京都鉄道博物館に行かれた際ご覧になられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
普段は梅小路機関区の入れ替え作業などで働いていますが、全般検査という8年に一度行われる長期検査の際はこの予備機がトロッコの沿線を走ることになります。
全国でも『嵯峨野色』のDE10はこの2機しかありませんので、
見かけたらぜひお写真をお撮りください!