僕の裏詠みonリリック       Punky Bad Hip/Blankey Jet City』

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「新しい国ができた 人口わずか15人 それも全員センスの無い単車乗りばかりが揃ってる Uh…」  

 煽情的なギターリフと冒頭のワンフレーズに、僕は打ち震える。 例えば、日本という国に過ごす僕は、人口1.27憶人が住む海に囲まれている土地に住み、 今日も今日とて、安定という名の小舟で漁に出るのです。 どんぶらこどんぶらこ。 いや、この僕のこの船、まるで「安定」してないな。 でもさ、果たして、「降りる」という選択はあるんだろうか。 ねーよねーよ。少なくとも、今は・・・おぼれてないし、息吸えるし。 少なくとも、飯食えてるし。 まぁ、今のところ、これでなんとかなるし。 まぁ、今は、今は、今は、だって、どうせ、みんな、ほかの人だってだってだって。 人は言い訳をし、自らを「まだマシ」と思う為に、 日々を、自らを、誰かを、そのままでは見ない。 目に映るものに都合の良い解釈を加え、 歪め、人の世で もてあそばれない為に、頭の中で人も世も、もてあそぶ。 でもしょうがないやん。 誰が、そんな僕たちを責めることができるというのか。 そういうものでしょ。 そうやって生きていくんでしょ? んーと。うん。本当はもう、 わかってる。 嘘をついている僕たちを責めるものは、僕たち自身で。 本当は心の中にある世界は、息ができていないってこと。 世界のビジョンすら打ち壊す、大きな地響き。 ひび割れていく大地。 俺たちの国境は地平線さ 気づけば 砂埃の舞いたつ風景。 目に見えていた、見渡す限りの水平線。動ける世界は、水際で終わっていたはずなのに。 今、広がるのは、どこまでも広がる大地。 足元にあるのは、エンジンのかかった鉄の塊。 陽が長くなった季節の強い光を帯びて、死ぬほど熱い、鉄の塊。 アクセルをいれる。 僕の意思の向かうところに、僕は向かうのだ。 はじめまして。こんにちは。 僕は、新しい国に今、生まれました、 誰かや誰かの決めた国境を踏み越えて、 いつの世や、どこかの世界で決めた、目に見えないラインを超えて、 エンジンが燃え尽きるまで、コマ送りされる視界。 自分のみている風景の果てが、僕の国境。 動き続ける限り、この国が広がる。 今はじめてみた新しい街から、見たこともない新しい街へ。 それはすべて僕の国。 走る道中で、 僕は、きっと、同じ志の仲間と出会うだろう。 そして、僕たちは、ただ、ケダモノの感性で、日々を進む。 君の本能のむく先はどこだい? 奇遇だね。俺も、そっちにいってみようとしたところだった。 一緒にいこうじゃないか。 僕たちの国の、知らない風景を見に。 僕は何を失うっていうのか。 僕は何を得るというの? それを味わう為に、僕は今、進む。 Are you happy? 見たこともない風景のこの僕の世界では、 新しいも古いも正しいも間違いもないぜ 心の思うままに。 風が吹いてる場所から、もっと風が吹く場所へ。 ねぇ。心に聞いてみたらいいよ、

 Are you happyppy?

 今日、君はどこに行きたい?

 君の新しい国の景色の中で 

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