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粛々と淡々とオモシヨイことを探す旅さ in南丹〜アイデアスロン≒リソースハンティング日記〜

知らない場所、知らない街並み、知らない世界。
知ってるはずの場所、知ってるはずの街並み、
いや、知ってると思い込んでいたのだ。
誰が?

…それまでの僕が、だ。

誰の目の前にも新しい時間が流れている。
何処にいようとも、似た景色があろうとも
同じ瞬間はない。

大丈夫大丈夫
わかってるわかってるわかってるって。
そんなこと。

めんどくさげに目を離す内に
当然、そこにあったはずのものが、
当たり前の風景から、こぼれ落ちることもある。

『有り難みを感じる、そんな自分自身を見つめる為の仕組みが必要なんだよ。そう。 #リセットメント 装置がさ』

日頃、周りの人たちに良くしてもらってることに自覚的だからこそ、覚悟を決めて、奮い立たせて、またオモシヨイものを探して旅立つ。
それが、アイデアスロン≒リソースハンティングの精神だ。なんつってな。


《資源も課題もヒト串に》by BBQ.care

目に映るもの、世の惨状、肌に触れる風、恐れや不安、目の前の香ばしさ、驚愕、甘美な色彩、
光の中の土埃のダンス、世代間闘争またはカルチャーのせめぎ合い…まぁなんでもいいや、心震わせてくれるものをどうもぎとるなり、拾い上げるなりして、組み合わせ?デザイン?アレンジ?して美味しく調理する。

苦味だって取り入れ方によりけり、風味に奥行きを出す様に。

さぁ、いろんなところ、見て回ろうぜ。
世界の秘密の商売のネタを見に行く旅。

SANSUKE合同会社という零細企業、
そうやって廻してこそのロックンロールバンド。
ゴリゴリのロックンロールを奏でる3ピースバンド。ひとりひとりが、ブルーズマンだ。
吹けば飛ぶような組織
だからこそ
そもそも自分の力で飛んでみる。

『おら、ナウシカに出てくるユパ様みたいになりてぇんだ。』
心の中で僕が確かにそう言ったのだ。
もちろん髪型を意識してるわけではないはずなのだけど。

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妙見口までは能勢電鉄。
そこからは、徒歩、そして、南丹市を目指す。

時間に限りがあるがゆえに、 なんでも見てくる!ではなく、ただ着くことを優先し、その中で、何が視界に飛び込むか?が今回の至ってシンプルなテーマ。

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南丹市にきたのは、コテラさんの来春立ち上げるというキャンプサイトをみたかったから。

コテラさんは、6時間半予定のところ、9時間かかったにも関わらず、いろいろと気遣って待っててくれた。

しかし、ロケーション最高だな。
そういう時ほど、賛辞のバリエーションは少なくなるもので。

知らない土地について聞きたいこと、歩くうちに増えていき、

暗闇の中、山道を歩く。
自分自身を鼓舞するように、自然と歌になる。
ああ、ちゃんと曲に仕上げよ、、
そんなフレーズが歩くうちに溜まっていった。

こういった感じで、ちゃんとネタは仕入れた。
いつ、これが燃料になるかなんてわからないけど。きっと活きてくる。

そして、コテラさんが帰ったあと、まだ燃え盛る火を見て考えている。

この有り難みもまた、いつか燃料にしてやる。

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南丹の夜は更けて、来る時に、背中をしっかり照らしてくれた十六夜もとうとうてっぺんに登り。

僕はもう1段階寒くなってきたことを確かに身に感じながら、何杯目かのホットワインを飲み干す。

時間は1時16分。ちょうど十六夜だ。


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