緊急事態宣言の夜に
今夜僕はおいしい日本酒を飲んだ。
このご時世だからこそ、
日々をどう過ごすか
この時代と向き合う自分とどう向き合うか。
物理的に制限はあれども、
解釈する魂の拡がりは自由だ。
今夜僕はおいしい日本酒を飲んだ。
曖昧な日常生活の中に、くっきりとした輪郭の時間をもつ。
くっきりとした時間ではあっても
コクも余韻は深くともクドクない。
またスっと曖昧な日常生活に溶けていく。
ひとつの区切りを持って、
無色透明の液体を飲み込み
僕は関わる人を思い、知り
そこには自分自身が透けてみえる。
またスっと溶けていく、そこにある功徳。
今夜僕は美味しい日本酒を飲んだんだ。
緊急事態宣言の夜に
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