さがみこファームの自然

さがみこファームの磯川です。さがみこファームに関わり始めてからちょうど一年が経ちました。その中で発見したさがみこファームの四季の自然の魅力をご紹介します。

春
山々が彩られる季節。やさしいピンク色の桃や、白の桜の花が、周辺の山々に咲き始め、目を楽しませてくれます。足元の植物を見ると、淡いグリーンの新芽が、春の日光で輝いています。ウグイスやホオジロが透明感のある鳴き声を披露し始めるのも、この時期です。コゴミやタラの芽、フキ、ツクシなどがにょきにょきと出て、春ならではの味覚を楽しむことができます。

夏
木々の新緑は、日に日に濃くなっていきます。よわよわしかった葉は、しっかりとしたものに変化していきます。まずはニイニイゼミが鳴き始めます。そのうちに、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミが合唱を始めます。足元の草は、あっという間に伸び、さがみこファームは緑色に包まれていきます。ブルーベリーの実が付き、楽しむことができます。

秋
秋の到来は、音で感じます。セミの鳴き声がだんだんと聞こえなくなってきます。そのうちに、ヒヨドリの「ピーヨ、ピーヨ」といった声が目立つようになります。おそらく夏の間も鳴いているのですが、セミの声にかき消されているのでしょう。シカのオスが求愛をするときに鳴く「キョーン」という声も聞こえてきます。夏の間はできなかった青空をゆっくりと楽しむことができるようになります。ブルーベリーの紅葉も始まります。

冬
イノシシが自慢の鼻を使って、でこぼこにしてしまった地面を見られるようになります。10㎝以上もある霜が足元で輝きます。スズメほどの大きさの野鳥であるジョウビタキが、広場に置いてある丸太にときおりやってきます。胸のオレンジ色が、冬の風景の中では特に目立ちます。太陽が高くなってくると、植物についた霜が蒸発し、湯気となってゆらめく幻想的な風景を見ることができます。

山々に囲まれた農地であるさがみこファーム。農地ならではの自然と、山が近くにあるからこその自然を楽しむことができます。ぜひ、さがみこファームの自然の魅力を見つけに遊びに来てください。

磯川