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学生の力で実施された地域イベント ~つながりマルシェ~
2022年前期のプロジェクトのひとつです。
この記事は、プロジェクトの振り返りになります。
つながりマルシェは、相模原・町田地域で活動する学生が一丸となって地域を盛り上げることをコンセプトにした、人と人のつながりでつくられる地域イベントです。
この地域で活動する学生と出会い、そのパワーを地域へ伝播させることで、イベントに来場する皆さんがつぎのアクションに踏み出すきっかけを作ることを目的としています。
そんな第1回つながりマルシェは、さがまち学生Club初のオリジナルイベントであり、町田市主催のフューチャーパークラボという催しの一部として、10月15日(土)に開催されました。
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イベントのきっかけ
このイベントの発起人は、さがまち学生クラブのメンバーのめいめいさん。きっかけは、2021年の3月に開催された学生活動報告会ガクマチEXPOでした。
ガクマチのプログラムの一つとして行ったパネルディスカッションにて、「このガクマチに参加している学生団体で一緒にイベントとか活動ができたら最高ですよね」という、誰かのその場のノリで出たかもしれない発言に本気で共感しためいめいさんが、他の団体の人を巻き込んだ活動をしたいとファシリテーターに相談したことがこのイベントのはじまりでした。
話していく中で「そこで仲良くなった人達と、個人的に、友達として一緒に遊ぶことはいくらでもできるかもしれない。でも、お互いが所属する団体として関わる機会は待っていても誰も作ってくれない。それならば自分が団体同士が交流できる機会、コラボできる場を作ろう!」という気持ちが湧いてきました。
実施したこと
つながりマルシェは、終日のイベントとして行われました。
実施に関わった学生は、50人以上。当日の来場者は、1000人超。
さがまち学生クラブにとっては、かつてない大型のイベントとなりました。
準備は、当日からしか行うことができず、
朝5時半に集合し準備を始めるほどの熱意でした。
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◆各団体のテントブース
当日は、6つの学生団体に参加していただき、テントで各々の団体の持ち味を生かした企画を行ってもらいました。
参加団体は、
オールラウンド・アートサークル・はやおサークル
和光大学 かんのゼミ
玉川大学 太田ゼミ
八王子学生委員会
法政大学多摩ボランティアセンター
二十祭まちだ実行委員会
つながりマルシェ メインの催しとして、多くの方に楽しんでもらいました。
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◆つながる本市
学生の家に眠っていた書籍を持ち寄り、来場者に持ち帰ってもらう交換ブースを用意しました。全ての本にオススメしたい理由の書かれた黄色い帯を用意し、本を通しての交流を試みました。
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◆移動図書館ブース、キッチンカーブース
町田市中央図書館の移動図書館や、キッチンカーにも参加していただき、来場者がさまざまな楽しみ方ができるようになりました。
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◆読み聞かせイベント
人工芝生を設置し、絵本の読み聞かせイベントを実施しました。
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◆配信イベント
学生の思いを伝える配信イベントを行いました。
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◆会場レイアウト
芹が谷公園でのフィールドワークで出たアイデアをもとに、いくつものパターンを挙げて改善に改善を重ねて決定されました。
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プロジェクトの流れ
構想期を合わせると約1年ほどの準備期間となりました。
開催が決定し、具体的な準備は5ヶ月ほどの期間を要しました。
時期は、まだまだコロナで対面するにもハードルは高く、日程調整にも苦労がありました。
◆つながりマルシェ身内会
まずは、当時関わり合いの薄かったさがまち学生クラブを含む学生団体を招き、交流会 & ワークショップを行い、関係値の向上・つながりマルシェ構想の共有を図りました。2022年3月(本番の7ヶ月前)に実施されました。
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◆チーム結成、初回のMTG
第1回MTGでは、メンバーの顔合わせを行うと共につながりマルシェ全体の概要を共有し、それぞれのチームの企画の草案や担当についてなど、確認作業を主に行いました。
マルシェのプロジェクトは、中央局、マーケティング局、図書館局、テント局、ビジュアル局にわかれます。それそれで担当作業をこなしながら、中央局がそれを取り持つかたちで進めていきました。
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◆ロケハン
実施会場である芹ヶ谷公園へのロケハンを何度も行いました。メンバーは、全員イベント実施初心者だったので、足を運ぶことで現実的に捉えていきました。
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◆テント会議
イベント開催に向けて、8月11日から2週間に1回、対面とオンラインを併用しながら、テントブースに参加する地域の学生団体と会議(テント会議)を実施しました。このテント会議はさがまち学生Clubと他の学生団体が企画の進捗状況の共有や意見交換など交流を深め、つながりマルシェ開催に対する一体感をつくることを目的としました。
◆つながる本市
そもそもは「フリーマーケット」として、企画を考案していました。今回、企画を考える上での大きなポイントは、芹が谷公園という公共性のある場所での企画のため、公共性のあるテーマを持つことと、誰かが得するような利益をうまないことでした(公園の利便性を向上するなどが望ましい)。
このポイントを踏まえるとフリーマーケットのような売買を含む企画よりも、交換会のような形が望ましいのではないかと結論に行きつき、さらに交換するものについても、多くの人が平等に魅力を感じられるものとして本を扱うことにしました。
改めて、つながる本市では本を通じて来場者同士のつながりをつくること、つながりマルシェの「つながり」を担う企画というコンセプトになりました。
ここまでは、物々交換会という超大枠が決まればスムーズに進みましたが、現地での流れを構築することが最も苦労しました。結局、「本を提供する」ラインと「本をもらう」ラインを独立させることで流れを確定させたため、物々交換そのもののシステムではなくなって、本市という名前を付けたブースとなりました。
枠組みから企画を作り上げるのは非常に難しく、とても頭を使うことでした、、、それでもイチから自分が関与して作り上げたことで、全部の議論が頭に入っているのはいいところだなと思いました。
◆パンフレット・チラシ・ポスター
中央局とビジュアル局でミーティングを追加したり、ビジュアル局のみで別日でミーティングを組んだりと、とにかく紆余曲折ありました(笑)
議論が止まらず完成時期が伸びたり、もう本当になんやかんやありましたが、さがまちメンバーの芹が谷公園での写真を使用した、学生感満載の明るく元気なデザインで各種仕上げてくれました!ビジュアル局を筆頭にさがまちメンバー総力戦の努力の結晶です!
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次回にも活かしたい3つのポイント
1.テント会議をやって良かった
8月11日から2週間に1回のテント会議を開催して本当に良かったです。参加団体に企画のプレゼンをしてもらい、他の団体の人がアドバイスをする時間を設けたことによって、新しいアイディアが浮かんだり、団体同士のコラボレーションを実現することができたのではないかと思います。また、さがまちの中央局として、事前に参加団体の企画を知ることができたため、当日に向けて企画が形になっていく様子を楽しむことができました。
さらに、テント会議は団体同士の交流の場となり、当日のイベントに向けた目標を共有するとともに、つながりをつくることができたと考えます。当初、テント会議に参加してくれる団体が少ないのではないかと考えていましたが、団体の皆さんが積極的に参加してくれたことが嬉しかったです。
2.SNSでの企画はやるべし!!
SNSでの企画はTwitterやYouTubeなど全体的に当日来れなかった人にも会場の様子が伝わりやすい形を作ることができたのではないかと思います!各団体のSNSも巻き込んでイベント当日まで様々な企画を行えたこと、カウントダウンや団体の紹介を行ったり町田市の良さを発信できたこと、本市のメッセージカードをアップするなどイベントに来れなかったという人にも出展団体や町田市の魅力、そのほか本市のメッセージカードなどを通じて来場者とのつながりや、当日の会場の雰囲気などが伝わりやすい形をとれたのではないかと思います!
3.当日のシフト表・スケジュール詳細・仕事内容の説明を作ること
当日のシフト表とスケジュールはめいめいさん、本市の仕事内容の説明資料はチャチャさんが作成してくれました。2人とも分かりやすい資料を作ってくれて、本当に感謝です!!今期最後のさがまち会議において「イベントは思っていたより丸く収まった」という感想がありました。この感想を聞き、シフト表やスケジュール、仕事内容の説明といった参加者全員が一目でイベントのイメージを掴むことかできる資料を作成していたからこそ、情報が錯綜したり、混乱したりすることなく、当日のイベント運営ができたのではないかと思います。
反省したい2つのポイント
1.各企画のブラッシュアップ
今回が第1回目だったため、中央局という局の形をどのようにするかから全て手探り状態でのスタートでした。チーム内の座組の組み方や他のチームとの関わり方、他団体との連携、中央局担当の企画など、中央局内でのタスクに追われ、各企画や各チームの状況にまで気が配れなかったと感じています。イベント直前になって、ある企画の進捗があまり芳しくないということを知り焦ったり、
2. テント団体の方への連絡・共有不足
イベントが近づくにつれ色々な共有不足がゴロゴロと出てきた印象を感じます。各団体の企画が公園を汚さないかや当日の人員や準備等に関する質問不足、お菓子の保健所問題やその他確認事項の共有が遅くなってしまったことが多々ありました。また各団体ごとにも会議日程があったり、市や団体の大人に確認をとらないと返答できないなど連絡や共有、質問などをしても団体ごとの事情があり、それを加味して連絡や共有をするべきだったのではないか、そのほうがよりスムーズに連絡をとれたのではないかな感じてます。また連絡するのに関してもLINEなのかDiscodeなのかはっきりさせること、Discodeのチャンネル数が多すぎて連絡が上手く回らなかったのも反省点だな…と感じてます
プロジェクトを経て
あず
自分たちの担当関係なく、会議時間外もめちゃくちゃ考えて話し合って確認しての繰り返しだったなという印象が大きいです。また初めて参加した身として不安やわからないことも多かった中で色々フォローしてもらいながら当日まで走りきれたこと、全体を通じて会議の雰囲気もよくてこのメンバーで最後までプロジェクトを進められたこと、何かを協力したり支えあいながら作りあげるの楽しいな!!!って思えたことすべてよかったなと思います!
もっと団体との連携とれたのではないかなとか反省点もあれど、このイベントを通じて団体同士のつながりができた、イベント後も続くつながりを作れたという話を最後のテント会議の際にたくさん聞けたことが自分の中で一番嬉しかったし達成感もあり、このプロジェクトに参加できて本当によかったなと思いました!
チャチャ
とにかく話し合って、とにかくタスクを潰し続けてみんながみんなのやり方で一生懸命に成立させたプロジェクトだったと思います。それぞれが追加で会議もしてすごく時間も使ったと思うので、無事に当日を迎えることが出来て本当に良かったです!!!
私は本市のブースにいることが多かったのですが、本を見ている方に企画の説明をするとへえ~!と驚いてくださって、最後に本を持って帰ってくれる方が多かったので、面白い企画が出来たな~という達成感がありました。
来年参加できないのが悲しすぎる!!!!!!
ねこ
今回、主にテント団体の会議の運営を担当しました。想定していたよりも会議の内容を考えることが難しく、どのようにしたら効果が高く、交流するという目的を達成できるのか、通常の会議以外の時間を使って、あずちゃんと試行錯誤しました。また、つながりマルシェ中央局のメンバーをはじめとして様々な方々のアドバイスのおかげで、さがまちに参加していなければ関わることができなかった他団体と交流するという有意義な時間となり、チームで一つのイベントをつくるという達成感がありました。また来年も何らかの形で関わることができたら嬉しいです。
ろき
自分自身、こういった大きなイベントの企画の草案から関わる、という事が初めてだったので、分からないことも多く、上手くいかないことの連続でしたが、関わってくださったすべての方々の尽力で形になり、前日まで不安定だった天気にも恵まれ、無事に開催することができて本当に良かったです。
自分はできなかったことが多かったですが、イベント全体を通して多くの会議を経て、企画を考えたことはとても貴重な経験であり、当日を含め、楽しむことができました。ありがとうございました!
めいめい
私自身、そのガクマチでの他の団体の方との交流がすごく楽しいものであり、また、とても大好きな人たちとのかけがえのない出会いの場でした。
1年以上前から構想していたものがこうして形になったのかと思うと、とても感慨深い気持ちになりました