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【レポート】UI勉強会 ~サービス比較してみた アルバイト探し編~
先日11月12日(月)にStudio Opt(スタジオオプト)で開催した、 『UI勉強会 ~サービス比較してみた アルバイト探し編~』のレポートをお届けします。
目次
UI修行ってなに?
当日の流れ
それぞれのチームの視点、UI修行に非デザイナーがはいったら
・今の人はスクショで保存するので、一覧性を高くしたほうが良い
・タイトルが意味不明すぎる。長い読めない(by運用担当者)
【補足】営業のMさんの様変わりがすごかった
まとめ
ちなみに筆者は、SNSコンサルタントの非デザイナー。
普段は、企業アカウントの中の人をやってみたり。クソリプトイレットペーパーを販売したりしております。
デザイン視点のUXの知見を増やすべく、ちょっと外部のUI/UXセミナーに顔を出したりしています。
今回のイベントでは、アルバイトを探すアプリ4種を比較しました。
メンバーは、本職のUXリサーチャーから、グラフィックデザイナー、営業、コンサルティング職をあわせたUIに興味がある人たちが参加しました。
UI修行ってなに?
UI修行とは、OPT社内ではじまったUIの勉強会。
内容はいつもだいたい下記のような感じ。
・デザイン的観点で考察したことを記述する【10分】
(新鮮だった箇所、疑問に思った箇所、改善できそうな箇所etc)
・改善版UIをつくる(最低1画面でOK)【20分】
----- もくもく終了 -----
・シェアとフィードバック【27分】・今日の気づき【3分】
しかし、今回はちょっと違いました。
今回の企画はStudio Optの中村さんが、社外セミナーで知り合ったデザイナーさんとの会話で「UI修行?知ってる! うちのサービスも徹底的にたたいてほしい!」と、盛り上がったことをキッカケに始まったそう。
そして冒頭でも記載しましたが、今回は新しく非デザイナーさんを呼んで開催。
(営業職やコンサルタントなども参加していましたが、いつもはデザイナーばかりだったので、何が起きるのかとめっちゃ不安でした…)
↓ちなみに過去のUI修行レポート一覧
当日の流れ
今回行ったのは、大学生向けアルバイト探しアプリ4種の比較。
UIの根本概念をまずはインプット!
グループに分かれて、
比較するアプリ3種を選びました。
次に、アプリの良かった点悪かった点、他と違う点を付箋にかきだします。
私たちのグループはUI修行経験者がいたので、
・ダウンロード
・探す
・選ぶ
・比較
・応募する
という体験をフェーズごとにわけ、フェーズごとに比較しました。
そして最後に、発表会!
各チームそれぞれメンバーの職種が違い、発表内容の視点にも差が出ていました。
それぞれのチームの視点、UI修行に非デザイナーがはいったら
さらに非デザイナー視点で面白かったのは、下記。
・今の人はスクショで保存するので、一覧性を高くしたほうが良い
・タイトルが意味不明すぎる。長い読めない(by運用担当者)
今の人はスクショで保存するので、一覧性を高くしたほうが良い
これに関しては、なるほど!と思う部分でした。
今の若い人は、スクショで情報を保存するということに慣れており、その情報をLINEなどで交換する文化があります。
それを考えると、最初のトップページに最低限の情報(給与、場所、条件)が入りきるようにデザインしたほうがいいのでは?という提案でした。
タイトルが意味不明すぎる。長い読めない(by運用担当者)
検索バーのすぐ下にある広告(文字数が15字15字40字の縛りがある)を管理する運用担当者特有の視点。(というか私の視点)ですが、ここがデザイナーにはない視点でした。
例えば、アルバイト情報を検索するとこういったタイトルの求人が上がってきます。
【電話対応】登録制♪短期も◎MAX時給2000円×翌日払いOK★服装自由!
☝
これ、テキストだけだと内容わかりにくくないでしょうか?
リスティング広告の運用担当経験者の私としては、
タイトルにいれられる文字数制限が少なければ少ないほど、不要な情報が省かれ、わかりやすくなります。
【電話対応】MAX時給2000円 短期OK
逆に文字数が多ければ多いほど、いらない絵文字がはいりよく分からなくなってしまいます。
この文字量がアプリにより違い、直観的操作に差を生んでいるように感じました。
【補足】営業のMさんの様変わりがすごかった
とまあ、かなり面白い会だったのですが、今回特に面白かったのが同じチームの営業Mさん!
開始前の自己紹介中のセリフ
「バイトアプリは、結局みなおなじ。効率化をめざしたら同じになりますよ…差別化ってできなくないですか?」
が、
参加後には、
「アルバイト探しのアプリって、会社ごとに目的もターゲットも違うし、思想によってデザインかわるんですね!!!!全然今までなかった視点でした!!!!!!」
と様変わり!
なんということでしょう、劇的ビフォーアフターです。
また勉強会に参加したいと言ってくれました。きっと次もきてくれることでしょう。
まとめ
今回のUI修行で感じたのは、当たり前ですが『なんとなくそのサービスが好きになる理由は、デザインが大きくかかわってくる』ということです。
そして、好きになる理由はユーザーの属性によって変わり、デザイナー一人で想定するには限界があることを体感しました。(スクショが重要なんて、全然想定していなかったですもん……)
今回の学びとして、サービスの良い所悪い所を『発見』し、『伝える努力』をしようと思いました。
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