俺のPinterestの「猫、宇宙、Tシャツすべての答え」ボードをみてくれ。#サガコラム
君は「宇宙ネコティー」というものを知っているだろうか?
知らないという君のために、簡単にご紹介しよう。
……おわかりいただけただろうか?
宇宙猫ティーとは、「背景が宇宙で・ネコがコラージュされている・Tシャツ」のことである。
皆さん知らないのは当然だろう、特に名称がないので私が勝手にそう呼んでいるだけなのだから。
一年ほどこのジャンルを追っているが、未だにこれがどこから始まったブームなのか全くわからない。ついでに言うと、正しい名称を調べる気もない。
だがそんなに猫が好きなのかと聞かれれば、別にそれほど好きではない。
このコラージュ技術を鑑賞するのが好きなのではない。
私はただ、この雑コラを集めるのが好きなのだ。
この宇宙猫ティーの画像の集め方は簡単で、Pinterest で「宇宙 猫」「galaxy cat」とか入れればでてくる。
簡単な作業だが、私はこの画像を集める時間が無性に好きなのだ。
なんなんだろうか……私はこの画像を集めている時、無我の境地にいたる。
まさしく、無である。
ときめくとか、そういったものはない。
まるで、他人のインスタのフィードを見るように無感情に、そしてそれをボードに入れるべきかを旬時に判断し、ためていく。
無。
この感覚は、数独かマインスイーパー、無限クッキーをやっているときの心理に近い。是非一度やってみて欲しい。
(もちろん宇宙猫ティーじゃなくてもいい、空の写真とか、ぞろ目の画像とか。なるべく意味のない、物語性のないものが良い気がする)
さてここまでで、宇宙猫ティーの魅力がある程度伝わっただろうか?
一年も宇宙猫ティーを集め、無駄に知見がたまったので、これを機会に無駄な知見をご紹介しておきたい。
宇宙猫ティーについて、無駄な4つの知見
この宇宙ネコ柄には、ちょっとした発展がある。
何も単純に宇宙と猫さえあればいいわけじゃなくて、わずかながらこのジャンルの成長が感じられるのだ。
しかし、なぜその発展をしたのか意味が分からない。
何となく原因はわかれけど、意味がない。
バリエーションは増えれど、爆発的におもしろいということはない。
(だが、そこがいい)
以下がその、発展である。
発展①:ビーム
なぜか、ネコからビームをだす傾向にある。
おそらく宇宙柄→宇宙人→ビームくらいの安直な理由であろう。
いや、もしかしたらビームというものに人は何かしらの魅力を感じてしまうのかもしれない。
ピッコロさんやゴジラもだすし、約束された勝利のほにゃららも出している。
猫がだしたっていいじゃない、きっとそれは浪漫なんだ。
発展②:ピザ
なぜか、宇宙と猫とピザを同居させる傾向にある。
おそらくだが好きなものを全部いれればいいとか、パワーパフガールズ的な思考がそこに働いていると思われる。
その他食品にはバリエーションがあり、スパゲッティーやハンバーガーなどがある。
ジャンクな食べ物を合わせることが重要らしい。
日本人だったら、寿司やラーメンと猫を同居させることと近いだろうか。確かに、寿司は好きだし猫と同居させてしまうのもあr……ねえよ。全然ねえよ。
発展③:スパッツ
なぜかTシャツに飽き足らず、スパッツにしている。
いや、スパッツどころか靴下から、ボディスーツ、水着、なんでもござれである。訳が分からないよ。
女性向けのファンッションでの発展が著しく、ネットでも検索すると「原宿系」がひっかかる。
きっと原宿系のおねえさんが、この派手な宇宙猫スパッツなどを購入しているのだろう。見たことはないが。
発展④:絵画パロ
なぜか、有名な絵画でネココラをする。
非常に高度なphotoshop技術が使われており、プロが、無駄な技術をもって、この無駄に高度なコラージュをしていることが推測される。無駄である。好きである。
これはどうも宇宙猫ティー流派からの分岐ではなく、全く別のところから始まった流れのようだ。
そしてPinterestで宇宙猫ティーを集めていると関連画像に必ずでてくるので、ついでに紹介してみた。
以上である。
無駄話のあとに伝えたかったPinterestのこと
きっとここまでの話で、大して得るものはなかっただろう。
だが一応、私はこのボードを作ることで得るものがあった。
それは、この「猫、宇宙、すべての答えボードが、PinterestがTwitterともInstagramとも違う良さがあることを説明するのに便利であるということだ。
sagakoの思うPinterestの良い所。
・フォロワーが少なくてもいい。
・誰も興味がなくてもいい。
・文章も必要ない。
・自分の何となく好き、を他の人のタイムラインも気にせずガンガン追加できる。
・自分が楽しければいい。
・自分で猫宇宙ティーを作ろうとしたときの、インスピレーションを受ける場になる(=行動する前の情報集めやアイデアを生むのに使える)」
特にこの「誰も興味を持っていなくても、ただ自分の好きなことを集めていく」というのが気に入ってる。
幼い頃、気に入った小石を集めたことがあったが、ちょっとそれに近い気がする。
なんであんなに好きだったんだろうか?
よくは思い出せないが、それなりに満足していて、それなりに楽しかったのだ。
Pinterestはなんだかそんな昔のこともちょっぴり思い出す。
振り返ってみれば、自分の「すき」を育てるなんだかとても大切な時間だった気もするのだ。
長々としゃべってしまったが、要はこれは読んだ人に、Pinterestを使ってみて欲しい。
そして「好きなものがコツコツと自分の中に降り積もっていく喜び」を感じれたのなら、幸いである。
ご支援いただくのが本当に嬉しいです。もっともっとおもしろい文章を書けるよう、参考書や取材費にあてていきます。