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『これからも読みたい!もっと少女小説ガイド』発売のお知らせ

新刊発売のお知らせです。10月2日から嵯峨景子・三村美衣・七木香枝編『これからも読みたい!もっと少女小説ガイド』(時事通信出版局)が書店に並びます。

こちらは2020年に出て大好評だった『大人だって読みたい!少女小説ガイド』に続く第二弾。今回は「”越境”する少女小説精神」をキーワードに、より一層ジャンルを広げた選書をしました。少女小説だけでなく、一般書やライトノベル、時代小説など多様なジャンルから話題作や知られざる傑作を取り上げて紹介しています。書評執筆協力として選者三人の他に、池澤春菜さんと香月孝史さん、タニグチリウイチさんと細谷正充さんにもご参加いただきました。

前著同様9カテゴリーを設けましたが、一部内容を変更しています。例えば前回の「妖」は、「妖・異形」と基本の方向性は踏襲しつつ、少し幅を広げました。そして新たに登場したのが「魔法」と「女性・自立」です。とりわけ「女性・自立」は、今回の本のコンセプトを体現する選書になっていると思います。詳細な作品紹介は出版社サイトの目次に載っているのでぜひチェックしてみてください。

『少女小説ガイド』名物の作家インタビューは、野村美月さんと高殿円さんです。今回のインタビューでもディープなところまで突っ込んでお話をうかがいました。お二人のファンにもぜひ読んでいただけたら嬉しいです。野村美月さんにはコバルト作家だった「香山暁子」時代のことを初めて明かしていただきました。

コラムは飯田一史さん、市川沙央さん、井辻朱美さん、北原尚彦さん、紅玉いづきさん、瀬戸夏子さん、速水健朗さんという豪華な顔ぶれです。多彩な切り口から少女小説に光を当てていただいています。また今回は編者三人による鼎談「本書成立の裏舞台─〝越境〟する少女小説精神(スピリット)(嵯峨景子×三村美衣×七木香枝)」も収録されています。

丹地陽子さんの素敵なカバーは『大人だって読みたい!少女小説ガイド』と対になるよう仕上がっています。細かい遊び心が効いた美しいカバーが目印です! そして『これからも読みたい!もっと少女小説ガイド』関連イベント等も水面下で進行中なので、情報解禁をお待ちください。

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