農家は何でも自分たちでやる!〜食物をつくるだけではない農家のすごさ〜
農家って聞くと「お米つくってるの?」「なんの野菜作ってるの?」というイメージになるのですが、実はそれだけではない、農家の凄さを目の当たりにしたので、こちらに書き留めておきます。
「うちの農機具とか、生産物を保管するための小屋を作るから、手伝いに来て」
5月にお願いされたこの言葉に僕の頭には「?」が浮かびました。
小屋?
え?小屋作るんですか?
「農家は何でも自分たちでやるんよ!がはは!」
確かに、去年の田植えでは田植機が故障した時に、自分たちで修理してるの見たし、僕の車のエンジンベルト巻き直してくれたり、と何屋なんですか?と疑問になったのは記憶にあたらしいですが…。
小屋ですか?
ということでお手伝いに行ってみました。
え?ユンボ?笑
「80坪の大きさ作るけん、1トンの基礎を両サイドに7つずつくらい入れたら台風来ても大丈夫やろ!」
と大きさも話の内容もよくわからない状態で作業は始まり…。
あっという間に基礎を埋めるための溝を掘ってしまい
基礎を置くために固め、名前を忘れたのですが、砂利みたいなものを入れて、
基礎いれこんじゃいました…笑
この辺で「農家ってなんなんですか?」って疑問が頭の中いっぱいに膨らみ…笑
柱立てちゃって…笑
なんだかんだ言いながら二日間で建てちゃいました…笑
「野菜を作るだけが農家じゃない。農家はなんでも自分たちでやるんよ!じゃなきゃ、自然との勝負で、天候とかに左右されるから。田植機が壊れて、修理待ってたら一日潰れるやろ?修理に持っていくのに時間も食うし、そんなのしてたら終わらんのよ。今回の小屋だって、これから梅雨に入るからそれまでにつくってしまわんといかんけん、なら自分たちでつくってみるか!ってやってしまうのが農家なんよ!」
確かに雨が降ったら仕事はできないし、天気のいい時にどこまでやってしまうのか、それによって収穫量も変わってくるし…。農家ってすごく難しい仕事だな、としみじみ。
地域活動にも積極的に参加しているようで、消防団や地域の河川清掃などに参加されるようです。それは、自分たちが農業に携わることができるのは、地域の方々が支えてくださっているおかげだから。地域を守るための活動には参加するんだ!ということでした。
ここまで規模のでかい農家さんはどのくらいあるのかわかりませんが、農家ってこれから生きていく上で、何かあった時、万が一の状況に一番対応できる職業じゃないか、と考えた5月終わりの出来事でした。
P.S
この作業で、貧弱でひ弱な僕はほんとに役立たずで、農家の方々のスタミナと強さを実感したのは言うまでもありません笑