異世界生活してみたように佐賀県移住をしてみた件
「佐賀県って異世界転生みたいなものだな」
近年、特に日本のアニメが世界的に流行っている。その中でも『転生モノ』と呼ばれるジャンルがここ数年たくさん発表されている。最近では自動販売機に転生するアニメも放送されたりと『転生モノ』の熱量がすさまじく感じています。
『転生モノ』ってよくよく考えると、現世で培ったスキルを異世界で活かし課題を解決するストーリー展開が多い。
これって今の佐賀県も同じなんじゃないかと、ふと思ったわけです。
1,自己紹介
どうも、佐賀県移住起業サポートネットワーク、
通称『サガカケ』サポーターの中部古湯担当の
山本卓(やまもとすぐる)です。
佐賀市富士町に拠点を置き、映像制作、コワーキングスペース、キャンプ場の運営をしている「合同会社Light gear」の代表をしております。
もともとは地域おこし協力隊という地方創生プロジェクトの一環として2019年に佐賀に着任しました。2年半という活動期間の中で中山間地域の課題が自分事に変わったことで起業をしました。
「まさか自分が起業する?!」と移住前には、考えていなかった道。
立上げ当初は、会社の設立、営業、経営などすべてが初めての事ばかりで四苦八苦していたものです…。そんな僕も今や起業家として佐賀県で活動出来ている。いまでも四苦八苦することはたくさんあるけども、なんか毎日笑って生きられています。
それが全て“異世界転生”ならぬ“佐賀県転生”をしたから、笑って生きられているのではないかと思います。
2、やりたい事ではなく、出来ることを仕事にする
「山本さんは、スキルが高いから起業できたんですよ」
そんなことを言われることがある。
実際の自分というものは、スキルが高いだなんて思ったことがない。
起業のきっかけは「困り事でした」
コロナ禍の中、SNSを使って自分を知ってもらう“情報発信”というものがとても重要視され始めてきました。その発信の中でも「映像」というものに対してのアプローチできる人材が中山間地域には少なかった。
もともと転生前、前職は番組制作のディレクターでした。佐賀転生直後の私は「もう絶対映像系の仕事をしたくない」と決めていたのですが、しかし環境の変化により、『映像を作れる人=山本卓』という方程式が生まれ、相談に訪れる人が一人、また一人と増えてきました。
”みんな映像が作れず困っていたんです。”
ただ、映像を作る知識としてはあったものの、技術としては皆無でした。ディレクターという職業は、番組を作るためのディレクションが主な仕事。カメラを回すこともあるけども、カメラマンよりもできない。編集もするけども、編集マンよりもできない。レポートすることもあるけども、アナウンサーよりもできない…。“できないことだらけ”でした。
ただ、ここで「できないんです。」と断るのは何か違うと思い、自分のスキルってどうなんだろうかと“分析やスキルアップ”の為にYoutube100日更新を決行!田舎暮らしをしている自分を撮影し編集をする。誰に頼まれたわけでもなく。ただ自己満足に。
100日後、Youtubeを見てくれている地元の方が増えたり、映像作っている人なんだと認知度が上がってきたことを感じました。映像制作の仕事依頼が舞い込み、それが口コミで広がり、映像制作者として講演会や専門家として活動をするように変わってきました。
それが、会社設立への道になったというわけです。
「日本で初めてできた職業ってご存じですか?」
諸説あるのですが“焼き物屋”と言われています。縄文時代の日本人っていろんなものを生み出していたことで、現代と同じように多忙を極めていたんだと思います。
そんなときに、焼き物を焼くのが好きだった青年にある人物がこう言ったんじゃないでしょうか。
「お前、焼き物焼くの上手いよね。魚を取ってくるから交換してよ」
言われた青年は焦ったでしょうね。
「交換するほどのクオリティーではない」と。
ただ困っていることを助けられるのであればと考えた青年は、
「ちょっとやってみようかな」と行動を起こし、
日本初となる職業『焼き物屋』となった。
だから私は起業についてこう思います。
「ちょっと」のスキルと、助けたいと思う「心」があれば、仕事として成り立つ。
だから、やりたいことを仕事にするより、できることを仕事にする方がいい。
3.相談を希望する方へ
これから、地方で起業をしてみたいと興味を持ってくれた方々が読んでいただいているかと思います。自分には自信がなくて、起業する勇気がない。そんなことを考えてしまっているんではないでしょうか?
私は思います。佐賀県という異世界は、これまで培ったみなさんのスキルを最大限生かすことのできる場所だと思います。自分には何もないと思い込んでいる自分がいるのは大間違い。何もないんじゃなくて、今世界的に情報が有りすぎるんです。それに埋もれてしまい、人と比較しすぎてしまっているだけです。
それをなにも無いと言われ続けている佐賀県という異世界だからこそ、
全てをそぎ落とせる。そうすると、本当の自分が見えてくる。
だから移住起業をしたいみなさまへ私からのメッセージです。
「おもしろうそうから始めていいです!」
私たちサポーターと一緒に異世界ライフと楽しんでいきませんか?
最後まで読んで頂きありがとうございました!
佐賀県への移住起業を希望される皆様は、まず、下記よりエントリーシートへのご入力をお願いします。
佐賀県転生をする勇者のみなさんにお会いできる日を限界集落になりそうな山の中で、
コーヒー片手にお待ちしております。
サポーター山本卓のプロフィール
大阪府高槻市生まれ。
高校卒業後、俳優、劇作家、演出家、イベント製作、TVディレクターを経て、2019年佐賀県に移住。佐賀県地域おこし協力隊として活動しながら、WEBサイト編集や動画制作部として活動。2021年1月地域活性を目指す「合同会社Light gear」を設立。佐賀県や佐賀市など自治体向けの動画の作成や、地域の方への動画作成やコンサルタント業など情報発信に力を入れ、さらなる地域活性化に向けてシェアオフィス事業など様々なプロジェクトを展開している。
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