同人ゲームクリア感想・イビルガールズパーティー
誰かに見せる事を前提としていないチラシの裏に書きなぐったようなもの
サークル名「プロジェクトFW」様の作品
戦闘が面白いゲームだった、好みのど真ん中
通常攻撃は弱く雑魚相手にはスキル連打が基本だがスキルでは各種特技を使用するためのポイントが稼げずボス戦ではひたすらスキル使うとじり貧になり適時通常攻撃を交えポイントを補充したり敵が何をするか予め見えるのでそれで各ターン何をするか考え耐えて我慢し何十ターンも掛けてじっくりと削って本気出してくるタイミングでこちらも最後の攻勢を掛ける、中盤ボスからだいたいちょっとした戦闘メインのゲームの裏ボスレベルになってくるので良く考える必要がある
レベルアップでの能力上昇がHPとMP相当のFPというものしか上がらずしかも2とかしか増えない
能力アップは三つ装備できる枠から選べるアイテムで上げるのが基本でステータスを重視すれば耐性や魔法が補えずその逆もあるがステータス上げなくてもダメージの上下は激しくなく案外何とかなるバランスだ
途中これ全滅イベントだろこれって戦闘もあったが単に前マップ攻略するの忘れてボス格二体と同時戦闘する羽目になってただけだったらしい、倒せたが
キャラも良くて特に親衛隊各種の面々が良い、回想に立ち絵無かったから多分素材なんだろうけどテキストがピッタリなんだよな、特に虫さん女王好き
自分ベルフェゴールサーガもだけど素材キャラだからこそキャラの内面を色々考えてしまうところあるのかもしれない、素材じゃなかったらファンアート描きたい位
レビューで後半の難易度だいたいボロクソ言われてるけど多分武器とクラス選択をミスってると思われる
弓と短剣が上級職用装備なのも珍しいが弓と短剣なのに他を超越してる性能の技が多い
特に短剣のクラス8技がボス以外殆どの敵に即死が通る、ボスのお付きすら死ぬ
これ知ってるかどうかでとんでもない差が出る、威力もゲーム上で特に重要ステータスである器用と敏捷が乗り特別にクリティカルも出やすいので威力重視のはずの斧が完全に立場がない上にキャラの一人がボスの部位10倍特効スキル持ちなのにボスのパーツすら即死が通ってしまう
クラスもだいたいのバランス良く〜が下級職ベースなのに対し片方がボス戦で特に役に立つサポート特化ばかりで選択ミスると仲間の何人かが空気になる
特にキララはスノーサモナーで装備できる弓が超強力でスキルも分かると凄まじく強く性能の違いが酷すぎる、ボス戦メインだと思ってたから自分は全クラス選択ミスらなかったが
ボスもだいたい状態異常が効いてここぞという時に高コストや一回きりのスタン特化技で動き止めたり毒も裏ボスすら通る
HP25%切ると全ボスが強化されて状態異常が消され行動パターンも追加されたりでパターン化を阻止しようと試みられていている
想定クリア時間20時間でラスボスまでに出来ることはやって23時間クリア、裏ボス撃破までに35時間でクリア
物語は最初萎えかけたがメタ的なものでも無さそうだった
そういうイベントは絵は美麗、テキストはかなり癖があり主人公は百合メイン
全部快楽堕ちなので悲壮感はない、お堅そうなお姉ちゃんも妹ぶんの主人公にノリノリなのは寧ろなんかホッコリする
個人的にはハテノソラデ以来のガッツリやりこんだゲームだったがサークルの他作品にそそられないのは多分このゲームに感情移入し過ぎてこの面子の続きが見たいのにそれが無いからだろうな
作品説明見ると成り上がりとあるが他の仲間と争いあい蹴落とすんじゃなく認められて最終決戦で全員加勢に来てくれるの月並みだがそれが良い
裏ボスでは逆に向こうに加勢に入ってお前の力を見せてみろみたいな感じなのも良い
でも死霊軍団の割に真面目にネクロマンサーやってるのモブと裏ボスしかいないよね、主人公含めサイボーグ化って意味でのアンデッド軍団なのはなんか新鮮だ