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私に合った働き方とは何か

10年寝かせたと以前の記事で書かせていただきましたが、この項目がまさに10年くらい行動に移せなかった部分です。ぜひ反面教師にしていただいて「もっと早く行動しないか!」という突っ込みを入れながら読んでみてください。


サラリーマンという形にずっと慣れなかった

軸がなかった会社員時代

大学卒業後に入社した会社で、営業や事務など一通り経験させて貰いました。しかし、どの仕事をさせてもらっていても息苦しさや、何とも言えない不安感・焦燥感を抱え続けることになりました。

在籍していた会社にも本当に申し訳なかったのですが、あまり貢献できずの会社員生活を過ごしてしまいました。8年ほどお世話になった会社でしたが、いつもどこか暗い気持ちで仕事をしていたことを覚えています。

しかし、精神的に参っていたせいなのか違う働き方を模索したり、転職活動をしたりなどという発想に至りませんでした。

いま振り返ってみると、あの時点で何かしらのアクションを起こすべきだったと分かります。

ただ、当時の私は「次の転職先が見つかるかわからない」「苦手でも続けることで意義があるはず」などと自分に言い訳をして一歩踏み出すことをしなかったのです。

出産・育児は晴天の霹靂

子どもは可愛い。だけれども…

気持ちが固まり始めたのは出産・育児がきっかけでした。初めての出産と育児を経験してみて、相当な体力と精神力が必要だと痛感したのです。

自分の子どもがとても可愛い存在であることは言うまでもありません。しかし、それと同時に下記のことが体力や精神を削ります。

  • 泣き続ける

  • 夜泣きをする

  • 自分は常に寝不足

  • すぐに風邪を引く

  • 自分も体調を崩しがち

  • 食べない

  • 何をアピールしているのか分からず困惑

「かわいいけれど」という枕言葉はつきますが、やはり大変の二文字では表現できないほど辛いこともありました。

時短勤務にて働くことへの不安

この中で仕事をする母たちが増えているのも、企業での制度が出来上がってきていることも知っていましたし、私もやるべきと思っていました。

しかし、この疲労困憊のへとへとな状態で、みんなどうやって乗り切っているのだろうかと不安しかありませんでした。

実際に保育園に預けて時短勤務をしてみてからも、体調不良の連絡は頻繁に入りますし、その度に帰宅の相談を職場としなくてはなりません。その際に、とても申し訳ない気持ちになるのです。

せっかく職場復帰を果たしたものの、帰らざるを得なくなる状況への罪悪感と、子供が心配で早く駆けつけてあげたい気持ちが頭の中でごちゃごちゃします。職場の方は「いいよいいよ」と言ってくれる非常に恵まれた環境でしたが、どうしても罪悪感の方が募ってしまいました。

また、時短勤務であっても保育園に預けてるのは朝の8時から夕方の17時までです。起床したら外出の支度と帰宅後の夕飯の下ごしらえで忙しく、帰宅後は夕食、お風呂、寝かしつけまでを駆け足で急かすように促さなくてはなりませんでした。

そのため、じっくり子どもと向き合う時間が大幅に減ってしまったのではないかと感じる所もありました。

仕事に出ることで、育児中に感じる心配や不安から解放されて気が楽になった部分も確かにありました。

実は、私は産後鬱を患ったこともあり、子どもと離れる時間が確保できたことも精神的な負担を減らすという点で嬉しいことではありました。

ですが、それとは別に「いつ保育園から体調不良の連絡が入るのか」「子どもと丁寧に過ごす時間が減りすぎているのではないのか」というまた違う不安に駆られることになりました。

在宅でいることが自分にとっては望ましい

家で仕事が出来たなら…

ここで私は家族とも話し合った上で一旦退職をして専業主婦になるという選択をします。この選択は安定した収入が一つ消えたという不安を受け入れることでした。

しかし、「子どもの体調不良」という絶対に起こる事象によって誰かに迷惑をかけることが無くなったという点において自分の心の安定につながりました。

仕事を続けながらの育児、専業主婦での育児、どちらもメリットデメリットがありますが、その時の自分には専業主婦という結論が合っていたように思います。

そこから、ずっと専業主婦の期間が続くわけですが、もし仕事を始めるのなら、在宅でできるものが理想だなという考えがようやくまとまり始めたのです。

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