連続震度5強発生!「自宅は大丈夫かな?」にこたえる無料ツールのご紹介
[1]震度5強の大地震が続けて発生?!
はい、書きました。確かに、昨日の記事で書きました。
「皆様も明日大地震が発生してもおかしくないと、しっかり備えを…」
明日どころかその日の夜に、また震度5強の地震が発生してしまいました。
関東では2011年の東日本大震災依頼の震度5強ということで、広域にわたってたくさんの方が不安な思いをされたと思います。
また実際に帰宅困難になられたり、いろいろなものが止まってしまったり、と大変な夜だったと思います。
実は弊社の本社もこの「埼玉県川口市」にありまして・・・一番に出社した社員からいろんな物が倒れてるとの報告が朝一でありました。
2日続けて震度5強が発生すると、
「次はどこ?!」
「うちは大丈夫だろうか?」
と、全国で思われる方も増えていると思います。
そこで今日は、とても役立つ無料ツールをご紹介します。
[2]地震発生確率を確認する無料ツール
PCでも、スマホでも、タブレットでも、下記の単語を検索してみて下さい。
検索表示されたサイトをクリックすると、こんなサイトが立ち上がります。
これは、地震ハザードカルテといいます。
私はすごく活用させていただいておりまして、セミナーなどで紹介すると皆さん検索されて参加者同士でとても盛り上がるツールです。
しかも無料です。
しかも入力箇所は1つだけと、操作も簡単です。
上の入力窓に「ご自宅(や勤務先等)のご住所」を入力、
下の「診断する」というボタンを押すだけ。
ちなみにこれは建物の倒壊実験などをしている防災科学技術研究所という文科省が所管する研究所が、身近に防災情報をふれてもらおうという目的で公開しているツールなんですね。
[3]具体例:埼玉県川口市の大地震発生確率
それでは実際に昨日、震度5強の大地震が発生した「埼玉県川口市」と入力して「診断する」ボタンを押してみます。
こんな感じで「地震ハザードカルテ」を瞬時に作成してくれます。
初見の方は、見方がわからないと思いますので、説明する箇所に黄色のマーカーをひいてみました。
一番上はPDFにするボタン。
その下にあるのが標高と人口です。
川口市は標高2mですので、もし海沿いの地域だと津波の心配も加わりますね。(埼玉県は海に面していないので津波は大丈夫)
メッシュ内人口というのは1km✕1kmの1/4を指すそうで、その範囲内に川口市は2000人ぐらいの人が住んでいる街ということになります。地震が発生したら結構な被害が出る地域だと予測できます。
そして右側の地震ハザードの確率をみてください。(超過確率の値)
な、なんと!!昨日の震度5強の地震が発生する確率が、
99.4%とあります。
これは昨日の地震が起きる前から同じ数値が表示されますので、起こるべくして起こった地震なんだ、と。
では、なんでそんなに大地震の発生確率が高いのか、という要因が左側のグラフや指標で示されてまして、川口市はもともと自然堤防でやわらかい地盤であること、さらに深い地盤も階段状に柔らかいところから徐々にかたくなっている地域、ということが要因の一つになっているのです。
結論として、昨日以上の震度6や震度7に対しても、日頃から警戒しておいてほしい地域ということが分かります。
そして最初に説明した右上のPDFにボタンを押すと1枚のPDFにしてくれるのです。
研究所のサイトには、このカルテの読み方も分かりやすく解説されていますので、事業者の方も一般の方も、ご自宅、勤務先、ご両親の家、恋人の家、地元の名所などなど、このカルテで確認してみると、次に大地震が来るかも!と、より意識が高まるかもしれません。
本当は来ないほうが良いのですが、昨日もお伝えしたましたとおり、来てからでは遅いので、2000年以前の特に木造住宅に住んでられる方は、ご自宅の耐震診断や耐震補強をご検討ください。
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