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02_かぞくまもるの3タイプの違い


後付けホールダウン金物「かぞくまもる」でよく頂くご質問を説明させて頂きます。


【Q】左・平面・右の3タイプの使い分けは?


『かぞくまもるを3セットほしいんだけど!』
というご注文を頂いた際には、
『どのタイプが3セットでしょうか?』
と確認させて頂いております。

かぞくまもるには3つのタイプがございまして、左・平面・右となります。

違いはロアープレートの形状だけで、金物がどちら向きに出っ張っているかで左・右と分かれ、特に出っ張りがないものを平面タイプとしています。

パンフレットの図を補足説明したもの

それぞれのタイプは、実際に外壁に設置する箇所によって使い分けます。


【A】具体例で説明



下記はクレヨンしんちゃんでおなじみの野原家の1階の間取りですが、この住宅に「かぞくまもる」を設置することになったとします。

一般的にどの柱にとりつけるかというと、

引抜けが大きくなる柱(必然的に出隅柱)

となります。

N値とは、地震で家が左右に揺れた際に柱を上向きに持ち上げようとする力を示した値で、野原家では玄関と居間の4.52が最大です。


野原家の1階にかぞくまもるをとりつけたい場合、N値を参考にする


では、居間の出隅に設置すると決めた場合、かぞくまもるのどのタイプを選べば良いのか?

図面上で道路側に水平にとりつけるなら、かぞくまもる右タイプ
図面上で和室側に垂直にとりつけるなら、かぞくまもる左タイプ

となります。

例① 左タイプを選んだ事例と理由


施主さまとも相談して、道路側から金物が見えないほうが良いという結論になった場合、垂直側に設置するため左タイプを指定してご注文下さい。

左タイプ・右タイプの違いは、基礎にとりつけるロアープレートの形状(出っ張り)によって使い分けています。


では、検討柱②にも設置したいとなったとします。

例② 平面タイプを選んだ事例と理由

ここでかぞくまもるの施工を考えると、施工しづらい理由があったとします。

例えば、

●隣家と接する距離が近く施工スペースがない
●雨どいが邪魔
●水道やガスなどのメーターがあり動かせない

などです。

とすると検討柱②の出隅に設置することは諦めて、一つ居間方向に中に入った管柱に設置することに決めました。

この場合、ロアープレートが左や右の出っ張っている必要はないので、平面タイプを注文する、という流れです。

左、平面、右タイプとも、耐力の差はありませんので、上記例を参考にして、どのタイプが適切かご確認ください。


またN値は、建物の出隅が最大になるケースが大半なので、マニュアルでも
(耐震診断でN値を確認しなくても)出隅を推奨設置個所として説明しております。


■補足(カバーとおさらい)


以上がご注文時の左・右・平面のタイプの区分になりますが、オプションでカバーも用意しておりますので、必要な場合はあわせてご注文ください。

カバーをご注文頂く理由で多いのが

・金属むき出しになるため外壁の色とのかねあい
・金属むき出しになるためケガ防止のため

などです。

外壁部分にはアッパーカバーをご用意しておりまして、4色ございます。

基礎部分には、ステンレスの1色となっております。



パンフレットの表紙の写真を見て頂くと、これは

かぞくまもる右タイプ
アッパーカバー(ステンレス)
ロアーカバー(ステンレス)

というご注文内容になります。

耐震案件のサポートが弊社の最大の特徴ですので、是非お気軽にお問合せください。



■お問合せや他の情報など


京都生まれの滋賀育ち。大阪勤務で奈良在住





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