来年1月から瓦屋根の緊結方法強化!
また台風の季節がやってきました!
ここ数年、この時期になると大型台風の被害のニュースがたくさん報道されている印象があります。実際に被害にあわれた方も多くいらっしゃる状況を踏まえ、来年1月から瓦屋根の緊結方法について強化されることが決まっておりますので、その内容を少しご紹介します。
契機は、2019年に発生した令和元年房総半島台風です。
下記は内閣府がまとめた資料の一部ですが、この台風で風速で50m/sを超えたり降水量も300mm超える地域がいくつも発生しました。
風速50m/sというと屋根が飛んでしまうほどの威力!(日本風工学会のHPから抜粋)さらに多くの降水量ということで広域で甚大な被害が発生したのです。
政府は専門家による調査を実施して屋根については下記のような報告を受けました。
◆被害のあった屋根の8割が瓦屋根
◆今の告示基準で緊結対象となっていない部分に特に多く被害が発生
◆(告示でない)ガイドライン工法で全ての瓦を緊結していた屋根は被害少
つまり今の基準(告示)を、努力目標であったガイドライン工法レベルに引き上げないと、同様の台風が発生すると再び甚大な被害が予想される、と。
そこで国交省は、瓦屋根の瓦の緊結方法について下記の2点を来年の1月から大きく強化をすると決定したのです。
1つ目は、瓦の緊結箇所を従来の一部から全ての瓦に!
2つ目は、その瓦の緊結も部位に応じてより強固にするように!
そして台風や暴風雨が発生しやすい地域については、瓦の種類や緊結方法もさらに制限を加えることに。
もちろん新築や増改築に応じて実務的な条件が決められたり、その強化に対する補助金などの政策も盛り込まれています。詳しくは、国交省や自治体のHPなどに掲載されていますので、ご確認ください。
これだけ瓦屋根をしっかり強化すれば大型の台風がきても何も対策をとっていない場合と比べて安心ですよね。
そして更に安心して頂ける情報をお伝えします。
瓦も含めた屋根材の下には、ルーフィングという下葺き材がしかれています。屋根が一次防水なら、これは二次防水と呼ばれていて、屋根材と下葺き材がしっかりしていれば、ご自宅が雨漏りするリスクも大幅に軽減できます。
しかし、ルーフィング材ってあまり馴染みがなく、業者も詳しく説明しないケースがほとんどです。このルーフィングを性能が低い安価なものをつかってしまうと、高性能のものと比較してどうなると思いますか?その実験映像を60秒でまとめましたので御覧ください。
右側のルーフィングはこれだけの高性能ゆえ、メーカーとして日本初の「雨漏り10年保証」がついています。
そして最初にご説明した風速についても、10m/sから65m/sまでの実験映像が下記になります。
令和元年房総半島台風で記録された風速50m/sをはるかに超える風速65m/sでもしっかり野地板にくっついているの確認できますね。
この商品は「屋根下のルーフィン」というものです。
屋根材と二次防水であるルーフィングをセットでお考え頂くと、大型の台風が来ても雨漏れ等の不安を解消できることをお分かり頂けましたでしょうか?
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