転職活動難航とキャリアチェンジの難しさで泣いてます
久しぶりの投稿になります。
8月から学習と就職活動をしながら現在も主夫をしており時間が出来たのと、自分の状況を整理するために書かせていただきます。
●5年4カ月勤めた病院を7月末で退職
こちらの職場では部署の責任者として働かせていただき、学会発表や医療安全管理者としての業務を経験できました…が、
これ以上のキャリアアップが難しいこと、人間関係の難しさ、新しく挑戦したい事ができたという理由で退職いたしました。
最大の学びは、自分が何もしなくても人に嫌われると面倒な事になるので細やかなコミュニケーションは重要という事でした。
●やりたいこと
医療の世界にもDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を聞くようになり、医療機器の管理を仕事としている僕には関りが深いのですが『そもそもDXってなんだろう?』という疑問と、既に医療DXに関わっている方が「医療DXを推進するコーディネーターが足りない。」と話されている。政府が「DX推進人材が足りない。」と言っているのを聴いて『よし、自分がDXを学んで医療DXを推進する人材になろう!』と思ったのでした。
●DX推進人材になるためにやった事
某スクールで『DXエンジニアコース』を政府のリスキリング補助制度を利用して受講。様々なサイトで無料受講できるDX学習の受講、政府の『社会人のためのデータサイエンス入門コース』、『マナビDXクエスト』https://dxq.manabi-dx.ipa.go.jp/
への参加、マナビDXクエストの『地域企業協働プログラム』に現在参加中。
●魔の転職活動
・北海道と人材紹介会社が開催している雇用創造プロジェクトに参加
医療とITはプロジェクトの対象職種ではないため求人紹介は受けられず
・大手転職サイトに登録&面談実施
某大手サイトの職業欄には『臨床工学技士』がないため『医療系その他』としか登録出来なかった。
「医療とITを繋ぐ人材になりたい。DXについて学んだ。」と話すとIT企業を紹介されるが求められる必須条件が『SE経験〇年』、『プロジェクトマネージャー経験〇年』、『システム開発経験〇年』ばかり、未経験歓迎の求人も書類落ち続出。(年齢のせいか)
医療系も『医療者経験は教育するので不要』、『営業経験〇年』などが多く書類落ち続出。
・絞った転職エージェントに相談
『医療系企業に太いパイプあり』と売り込んでいるエージェントさんから「たけしさんの年齢(43歳)でキャリアチェンジしようと思ったら特殊なコネでもないと無理」とお断りされる。
医療者向けエージェントは普通に検索に出てくる病院を紹介してくる。
・知人からの紹介
某公務員枠に技士の欠員があると教えてくれて期待したが、臨床工学技士ではなく臨床検査技師だった…、病院や特殊な状況でなければ臨床工学技士でもよくない?と思いながらしつこく頼むのも気が引けて断念。
●現在
学会などで出会った企業様に直接売り込む。サイトで繋がった企業様にいきなり応募ではなくメールでやり取りをしてお互いのニーズを細かく確認する作業をしている。
遅くとも年内には仕事を決めたいので医療DXと関係ない仕事で妥協する可能性が高い。
マナビDXクエストに参加してDX推進人材が足りない事は強く感じている。
NECの『DX経営の羅針盤2024』
https://jpn.nec.com/dx/cxo-report/index.html
を見てもみんなが苦労しているのが分かる。(とても勉強になりました。)
外部からDX推進人材を雇用しても上手くいかない事もあるせいか、自社での人材育成にシフトしているように感じる。
医療の世界はどうか?
某スクールに病院で働くSEさんがいたので「医療DXが進まない原因は何だと思うか」を聴いてみると、「医療者のITリテラシーが低すぎる」と言われて言葉もなかった。
僕も病院で22年働いてきたが医療についての知識は学び続けるがシステムやITについては余程努力しないと学ぶ機会はない。医療DXに既に関わっている方々には頭が下がる思いだ。
でも、頑張っている人がいても医療DXの進みは温度差が激しいと思っている。そもそも、学べば学ぶほどDXとは何かを一言で表すのは難しいし、一部の人間の力で成し遂げられる物ではないと感じる。
仲間内で「医療DXはIT側が医療に寄せるのか。医療側がITに寄せるのか。どちらが正解か?」と話した時に、「ITの専門家に医療の情報を渡しても困るだろうし、全て理解するのは難しい。やっぱり、医療者がIT側に寄せるべきだ。」という話が出た。これが、僕が医療DX推進人材になろうと思った切っ掛けだった。
でも、どうすればDX推進人材になれるのか答えはない。必要とされているのに受け皿がない。
というか、未経験者をやとって挑戦しようとは思わないのが当然だろう。
でも、間違いなく需要はある。
ITの技術を学び、医療者の立場から医療DXについて医療の世界に広める
そんな人材を目指して奮闘中の独り言でした。
もし、最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら心から感謝いたします。