30~40代女性公務員のキャリアへの悩み
先日、公務員時代にお世話になった方々と飲み会がありました。
懐かしい方々との飲み会はとても楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。
私が退職していることを知らない方もいて、とてもビックリされました。
そりゃそうですよね~💦メンタルやられたのかと心配してくれる人もいました。
皆さん驚いていましたが、「応援しているよ」と温かい言葉をかけていただきました。
飲み会の話で印象に残ったのは、40代前後の女性公務員たちの働き方に関する悩みでした。
参加していた40代の女性が「私もいつまでこの職場で働き続けなければいけないんだろう」とぼそり。
公務員として10年以上働いていると、何となく、今後のルートもぼんやり見えてきます。
「正直なところ、そこまで好きでもない仕事をあと数十年もやりたくないよね・・・」と話していました。
私が退職を決めたときの職場でも、「実は私もこのまま勤め続けていいのか悩んでるんだよね」と打ち明けてくれた女性が何人もいたことを思い出しました。
公務員を辞める人が増えているらしい
また、飲み会の中で話題になったのは、公務員を辞める人が増えているという話でした。
実際に、子どもが小学校に上がるタイミングで退職した女性がいたそうです。その方の上司は引き止めたそうですが、「もう決めたことなので」と退職されたとのこと。
おそらく、私と同じように小1の壁を意識しての退職だと思われます。
その人とは同志として仲良くなれそうな気がします(笑)
また、採用されたばかりの若い方が、2年ほどで精神的な不調から休職し、そのまま退職したという話もありました。比較的若い世代の方の退職が多いようです。
世代による考え方の違い
同じ飲み会に参加していた50代後半の女性は、「私たちの時代は、小1の壁なんて言葉もなかったけど、なんとかやってこれたよ。だから大丈夫だと思うけどな~!」と話していました。
でも、今の40代前後の女性たちは、公務員以外の働き方についても広く情報を得られる環境にいるからこそ悩んでいるのだと思います。
在宅勤務やフレックスタイムなど、積極的に働きやすい環境を整えている企業は増えています。
一方、公務員の勤務時間は調整が難しいですし、私の勤めていた自治体では在宅勤務制度はあるものの実際に使える環境ではありませんでした。
(そもそも個人情報を扱う部署が多い市役所は、在宅勤務に馴染まないのかもしれません)
そのため、子育て中の世代が望んでいる柔軟な働き方が難しいと思います。(特に小学生以降)
40代での働き方の見直し
尾石晴さんの『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』という本にも書かれていましたが、40代前後で「このままこの仕事を続けていいのか」と悩む人が多いようです。
私自身、この本にはとても影響を受け、自分の人生を改めて考えるきっかけになりました。
働き方だけでなく、人生のもやもやについて新たな視点をくれる本です。
最後に
自分自身が退職を決意するまでに悩んだことを振り返ると、やはり同じように悩んでいる人たちに少しでも寄り添えるような情報を発信していきたいと改めて思いました。
私の経験が、悩んでいる誰かの役に立てば嬉しいです。