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なんか嫌~な話。➂

※アタシの子供の頃の話。


➁の続き行きま~す。

夜逃げ同然に東京から父の友人を頼り
けんもほろろにあしらわれた結果。

小さくて小ぎれいじゃない旅館で
この後を悲観して途方に暮れる親子。

珍しく子供らしく
大泣きするアタシ。

この後、アタシたち家族は
ここから父親違いの兄を頼り
少し移動する。

※両親は再婚同志。
兄は母の連れ子。
兄を連れて父と再婚した。
父は兄を可愛がろうとしたが、
兄があまりなつかなかったため、
高校を卒業すると、兄は家族と
距離を取っていた。

既に兄も家庭を持っており、
(アタシと兄は15歳離れていたので、既に子供もいた。)
また、兄の結婚の際に父が猛反対したため
兄とは良好な関係ではなかった。

こちらでも
「いきなり来て迷惑以外の何物でもない!!」
「家族の面倒なんてみる余裕もないし、義務もない!!」
挙句の果てにはアタシだけならなんとか嫁の実家に
了解を得て面倒見てやる。
とのこと。

※兄はマスオさん状態になっていたので
何をするにも嫁の実家にお伺いをたてていた。

それも兄の結婚を特に父が猛反対したため
嫁の実家もアタシたち家族に対して
よい感情を持っていなかった。

後に聞くのだが、
父親の借金も、結婚を反対したものの、
いずれ同居するつもりで
埼玉にマンションを購入するために
投資して手付までうって購入寸前だったこともあり
お互いの意志のすれ違いが悪化した結果でもあった。

昔気質の父なので言葉たらずに
兄とすれ違っていたのだろう。
また、兄にしても大人になっていたとはいえ、
父親違いのアタシをあまりよくは思っていなかったのかも知れない。

結局、兄夫婦に無碍にされ
またアタシたち家族はまた友人のいる
土地へ舞い戻り、木造の狭い2Kの風呂なしアパートへ
家族の居を構える。

友人が送った荷物の置き場所に困り、
友人の家族に早く厄介払いをしろ!!
とでも言われたのだろう。
敷金と前家賃を払って送り付けた
荷物を軽トラックに積んでくれた。

社宅と言えど、冷暖房完備の3LDKの
鉄筋コンクリート造のビルから
木造の外階段のアパートへの引っ越し。

世の中にはもっともっとひどく
しんどい生活をしている人が
いることは承知ではある。

ただ、ひとりっ子同然に甘やかされて
育ったアタシには受け入れがたく、
混乱して、今までひとりの部屋で
眠っていたアタシには信じられない
光景が目の前にあった。

ここを拠点にアタシら家族の地方都市での
生活がはじまるのだが、
とりあえずここまで。

一応アタシの歴を箇条書きにしてみた。
以下参照ください。

東京に生まれ育つ。→12歳まで
地方都市で暮らし始める。→12歳から
中学から現在までここで生活する。
現在までの間に、
父が亡くなる。
兄が離婚する。
その後兄が行方不明になる。→現在まで。(探す努力はしていない。)
母がなくなる。
結果ひとりになる。
以上

※細かいことを書くと完全に身バレしてしまうので
なんとな~く理解いただけると助かります。

続きは➃で…

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