ブックジャーナル1冊目続き&読書会記録2回目(日本橋ガレリア 6月10日)
日本橋ガレリア 読書会
こんばんは。
今日も読書会に行ってきましたので、記録します。
今日の舞台は日本橋、五街道の起点となる、始まりの街ですね。
僕個人は、社会人1年目から4年目までの4年間をこの街で過ごしていて、並々ならぬ、思い入れのある街です。
そんな街の、日本橋ガレリアとは、高島屋の新館と旧館を結ぶ、あのガラスの屋根の下の通りのことだそうで。あんなところに、イベントスペースみたいなところあったかな、と考えながら向かうと、シンプルなイベントスペースが見えてきます。
参加者は、円になって、少しずつ集まります。
20分、集中して読んで、読んだところを共有していきます。
ライフハック大全
167.すべてのミーティングは「対話メモ」にしておく。
今日、ちょうどうまく行った仕事のインタビューがありました。社内の記事に掲載されるとのことで、取材を受けたのですが、なんでうまく行ったのかがあまりに曖昧でびっくりしてしまいました。
後輩と2人で取り組んでいたのですが、
「このタイミングで、こういうふうにプレゼンしたんだよね?」
「でも、ここの図面で先方のニーズに気づいて、、、」
「最初は担当者様も乗り気じゃなくてさ。」
「いや、まあそれなりに聞いてくれてはいたか。」
などなど、人の記憶というのは曖昧なものです。
このハックが素敵なところは、「結論ではなく、そこにたどり着くまでの過程を記録しよう」というところです。
チームで対話したり、営業で自己決断を促していく際、結論は○か、×か。
シンプルですが、そこに至るまでの過程はそれぞれ無限大に存在する。
「結論こうなったけど、でもなんでそうしたんだっけ?」
これを解決できるツールというところが、素敵ですよね。
83. 自分の「脱線パターン」を把握しておく
これ、とてもよくあるのですが、集中して終わらせたいタスクがある時に限って、ラインやメールの通知が気になるのです。
一度メールを開いて、どう返信しようかな、資料はどこだっけ、と見ているうちに、気づいたらメールの前に何をやっていたかを忘れてしまう。
ひどい時には、別のタスクを見つけて、そのタスクごとまるっきり忘れ、終業時間になって、重なったウィンドウの裏から、最初のタスクを見つける。
このように、「こうしろ」ではなくて、「人それぞれ持っているこういった癖、自分はどんなところ?」というふうに問いかけてくれているスタンスなのも、素敵です。
187.転職活動やチャンスは弱いつながりの中で探す
このハックはマーク・グラノヴェッターという人が、ホワイトカラーを対象にしたある調査、今の職業にはどのようにしてついたか、という調査に基づくもの。多くの人が、弱いつながりをもとに今の仕事についたという結果が出たのだそう。
家族や友人といった強いつながりよりも弱いつながりはさらに広く、また自分では選ばなかったような選択肢をもたらす。
不思議な連鎖
ランダムに集められる読書会ですが、不思議な連鎖、不思議な縁があるものです。
最初に、同じ卓で本を紹介してくださった方は、「オープンダイアログ」に関する本を読まれていました。
議論するのではなく、自分の感じた事をただその場に落としていく、そういった形式だというのですが、この読書会もまさにその形式をとっているな、と思い聞いていました、
また、そのオープンダイアログがよく使われる場面として、発達障害の方を対象としている、という文脈から、「ダイバーシティ」に関する本を紹介する人、「ネガティブ・ケイパビリティ」についての本を紹介する人、発達障害の方を登場人物にした小説など。
少しずつですが、つながるお話が多くて、素敵な縁だな、と思い聞いていました。
個人的には、ユートピアを築こうとする先生とそれを受け入れられない生徒の過去と未来を描いたという『革命前夜』。ぜひ読みたいと思いました。
という訳で、
サクサク読みやすいハウツー本でありながら、
出典や小話が面白く、ストーリーとしても楽しめる「ライフハック大全」、これにて読了です。