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道草日記34「その日はあいにくの大雪だった」

ここに紹介する日記は過去のもの。

2年と359日前」からはじめた日記のふりかえりが、ようやく「1年と354日前」まで現在に近づき、2023年の様子をふりかえっています。

※過去の日記を読み返し、現在いまの気持ちを書き添えています。

#道草


我に帰る道草


2年前の冬、東京で工房を解体して半年が経ったころの日記。
数ヶ月間は、引っ越しやら知らない地でのあれこれでいっぱいいっぱい、どこをみてもわからないことだらけで必死だった。

家人は東京に泊まりがけで仕事に出かけることが多かったけれど、好奇心だけで一人あちこちに調べて出かけた。クルマを発動させるために、一人雪かきもした。

2023年2月12日の日記。
友人に誘われて地元の陶芸家の展覧会へ。初めてひとりでケータイのGoogleナビで知らない地までゆく。中古車の古いナビ情報は使えないし、初心者だけどバックモニターも障害物ピーピーピー音もなし。それなのに、その日はあいにくの大雪だった。怖い怖いと走ったわりに、田畑のど真ん中にさしかかると、感じたことのない爽快感に抱かれまくった。誰も走っていないから停まって凍える手でケータイ構えてパシャリ一枚。この光景は色々な思いの中で忘れ難いものになった。

よくできた!と自分に褒めたそのあと、スーッと風が吹き我に帰る。粘土をこねてまた作品つくりたいという想いが温かい涙とともにこぼれ落ちた。


2023.02.09

雪景色に喜ぶジェラート。 伊予柑と信州牛乳。


2023.02.09

休肝日でしたが寒の戻りのせいでひとり飲みはじめます。
小松菜のおひたしをおつまみに後ほど鶏がらスープで温まります。


2023.02.09

大事に採取して乾燥させた8種類の薬草を直火にかけられるポトル(ポット)で煮出している。
蓄熱性も高く静かに煮出せる土瓶。工房復活したら一番につくるものはもっと大きなポトルコッチョリーノ。夢に見るほどつくりたい。
2023.02.10

きょうの雪は重たかった。
全身まるごと汗をかいてしまい
コッチョリーノまで流れ出してしまいそうになり救い(掬い)ました。


2023.02.10

雪かきして運転して目的地まで無事きたけどそれにしても初心者には過酷なドカ雪だ。
時に道草はハードです。


2023.02.12

雪道をひとりドキドキ走らせ地元の陶芸家のかたの展覧会に行きました。途中あまりにも清々しい景色に思わず停まってパチリ。やっぱりいいな道草。 そのあと様々なかたと交流していると土鍋コッチョリーノを雑誌で見た高島屋の広報誌で見たなど嬉しくなりました。


2023.02.12

森で一杯。 みずいろ豆ゆのみ。


2023.02.13

コッチョリーノにお米の国からすてきな贈物。メッセージが心にしみます。
ありがとうございます。


2023.02.14

ハードパンを求めあちこちのパン屋さんを試し走っている。15分圏内にふむふむ!なミッシュブロートを見つけて嬉しいな。電話くれれば焼きますよ!って言ってくださり。