傷つけない小学校受験

子供にいろんな体験をさせなければ!
小学校受験に望む親御さんは、そのように思っている方も多いと思います。季節の行事をしなけば!と焦る気持ち。
我が家もそんな時期ありました。

もともと我が家は小学校受験を決めるまでも情操教育のため公園で遊んだり、街を散歩したり、旅行したり、動物園、水族館、植物園、釣り、遊園地、アスレチック、キャンプ、サーカス、などなど、本当に時間の許す限り娘と出かけていました。

ただ、小学校受験を決めてからは、日曜日にふつーに何気ない公園でフリスビーで遊んだり、ブランコに乗ったりする時間を小学校受験という観点では使えないかも!と思い、小学校受験に役立つ体験を!と縛りをかけてしまうようになりました。

実際5月から9月までに特別にやったこと。
潮干狩り、キャンプ、稲刈り、ぶどう狩り、お月見会
盆踊り参加 夏の夜の動物園(ズーラシア)  など。

どれも娘にとっては受験のためとはいえ楽しい思い出かもしれませんが、もし子供が受験でその体験をどう絵や面接で表現できるようにするか、そういう縛りをかけて、アウトプットのトレーニングを体験に課してしまうと、その思い出は違うイメージになっていたもしれません。

たとえばキャンプ  釣りをして、初めてマッチを使って焚き火を作り、などなど、素敵な体験をした。
そしてその体験を発表してよと願っても。
娘の思い出は!チョコレートマシュマロ美味しかった!
だけ。

盆踊り大会で練習して、踊れるようになって地元の人に混じっておどった経験!これを夏休みの思い出の絵に書いてよって親が願っても、本人の記憶は屋台で買った綿菓子!


経験したことをもっと他の家庭と差をつけれるように表現してよ!ってがっかりすることが多かったですが、私たちらそれを強制せず、途中から自然な感じ方でいい。それが娘にとって素敵な思い出であればとよいと思うようにしました。

その結果、実際に本番の試験で描いた絵は、、
ピクニックでドーナツを食べた時の絵

面接で、がんばったことは?の質問には。

稲刈り体験で途中で 縄跳びしてできていた手の豆が潰れて痛かったけど、がんばって稲刈りしたこと。

これって受験教室、親の期待する小学校受験で光る答え、絵ではなかったかもしれません。

でも我が家のスタンスは
受験教室に染まらず、家族も娘も面接の練習は一回もせず本番へ向かい、事前に用意した体験談でなく、自然体の家族と娘をみてもらう! だったので。
結果として面接終わった時の家族の感想は
自然のままのありのままの娘と家族をみてもらえた!との
充実感でいっぱいでした。

娘にしても、小学校受験の思い出は楽しいものだったようで、楽しい時期を傷つけないで終われてよかったと思っています。

楽しく家族で小学校受験!
仮にダメでも楽しかったと思えるように取り組むのはどうでしょうか。
子供にとっても家族にとっても傷つかない受験

だって中学受験や高校受験、大学受験とちがって
小学校受験は100%親の意向で始める特殊な受験ですから、子供を傷つけないのは大事かと。



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