令和の『大本営発表』 閉鎖された記者会見とマスコミの集団自殺
「新聞記者の諸君とは話をしないことになっていたんだ。ぼくは国民に直接話をしたいんだ。新聞になると違うんだ。偏向的な新聞が大嫌いなんだ。帰ってください」 佐藤栄作
2023年10月2日 故ジャニー喜多川による性犯罪についてジャニーズ事務所の記者会見が開かれた
表向きは各社報道機関を招き質疑応答を真摯に行う”フリ”をしていたが
「氏名候補記者」「氏名NG記者」と分け、会見を都合よくコントロールしようとした
全責任をPR会社「FTIコンサルティング」におっかぶせたが、まともな社会人は「指名」と「氏名」の誤変換にはすぐ気づくw
新潮は「かくして陰謀論は広まっていくのである。」とまとめているが陰謀論でもフェイクニュースでもない
この「産経新聞の記者」は「メディア関係者」ではない「ネトウヨ異世界妄想作家」だからだw
彼が書いた記事が「取材した事実」とは程遠いフェイクニュースなのは想像に難くない
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この記者会見場には同じ「記者」という職業でも2種類の人たちがいた
・取材をして真相を暴く「ジャーナリスト」
・取材相手におもねって情報操作をする「御用記者」
望月衣塑子を「暴走」となじり
鈴木エイトを嘘つき呼ばわりする新潮も所詮は「御用記者」w
しかし「やらせ」とはいえジャニーズ事務所は記者会見という体裁は一応整えていた
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2025年1月 ふたつの「記者会見?」が開かれた
石丸新党結党とフジテレビの中居正広問題の「記者会見?」だ
この「記者会見?」にはある共通点がある
入場する記者を限定して見せたいものを「発表」する場としたことである
「発表」するだけなら文書でもいいしYoutubeで動画を出してもいい
わざわざ会場を準備して「記者怪件?」を開いたのは記者の質問にも答えて説明責任を果たしたというアリバイ作りに他ならない
両方ともジャニーズ事務所と同じくまともに真相を明かすつもりが無いゴミ集団だ
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戦時中の大本営発表からビックモーターまで今までいくらでもゴミ集団はあった
問題はマスコミの劣化 あるいは自殺とも言っていい
1972年 佐藤栄作首相の退任記者会見で参加した記者が佐藤の発言に応じ全員がボイコットした
今回の二件の「記者怪件?」もボイコットすべきではなかったのか?
聞きたいことも聞けずただただ説明責任を果たしたというアリバイ作りに協力しただけだ
そのうちフジテレビは報道を担うマスコミを自称していると言うw
二件の「記者怪件?」に出席した記者は自らのジャーナリストの命を殺している
マスコミの集団自殺という言葉はおいらは決して大げさではないと思う
ボイコットすると会見の内容が聞けない?
大本営発表の出鱈目な戦果にどれほどニュースバリューがあるのかw
「ニューメディア」「オールドメディア」の違いではない
大正生まれの文春は「ジャーナリスト」
ぽっと出のREHACQは「御用記者」
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それでもジャニオタやフジテレビファンや石丸支持者は目を覚まさないんだろうなw
いわゆるB層いまなら「犬猫野菜」と呼ばれる層を相手にする商売だからこんな姑息な「記者怪件?」で十分なのだろう
義務教育の敗北だ