<産経抄>「六つ花」の風情に遠く、日本海側の大雪2025/2/12
「君がため 春の野に出でて 若菜つむ 我が衣手に 雪はふりつつ」 光孝天皇
>清少納言の曽祖父、清原深養父(きよはらのふかやぶ)にこんな一首がある。<冬ながら空より花の散り来るは雲のあなたは春にやあるらむ>。冬なのに空から花が散ってくるのは、雲の向こう側が春だからか。歌に詠まれたのは六(む)つの花、雪である。
桜の花びらのように一枚ずつ舞っているのが普通だ
ツバキは丸ごと落ちるけど自由落下で落ちるw
>歌心を誘われるほど、はかない雪だったのだろう。これが視界を遮るほどの降りようなら、歌人も興をさましたに違いない。
「雪ふりて人も通はぬ道なれやあとはかもなく思ひ消ゆらむ」 凡河内躬恒
雪で道が消えてしまったことを「思ひ」が消えたと詠う
雪害で交通が遮断されるのは古今同じだ
>先の一首からは連想し難いものの、雪には重さがある。1センチ積もると1平方メートル当たりは約2キロになり、雪の密度が増す多雪地域ではそれを上回るという。
寒冷地の雪は「乾いた雪」で軽く「湿った雪」は重いw
同じ雪の密度は質によって、50kg/㎥(新雪)〜500kg/㎥(湿った雪)と大きく変化します。つまり、一坪(3.3㎡)の屋根の上に1mの雪が積もると、165〜1,650kgの荷重がかかる計算となります。
1平米x10mmは0.01立米
500g(乾いた雪)から5kg(湿った雪)まで10倍もの大きな幅があります
>強い寒波が去り、日本海側などを襲った記録的な雪は峠を越えたようだ。積雪が3メートルを超えた地域もあり、道路の除排雪や屋根の雪下ろしに手を取られる家は多い。雪下ろし中の転落や、屋根からの落雪に巻き込まれたとみられる事故も相次いだ。
>命綱の装着や複数人での作業が、不幸な事故を防ぐ上では欠かせない。侮り難い雪が相手ゆえ、くれぐれも無理のないよう願う。
全国で除雪中の事故相次ぐ 4日以降8人死亡、54人負傷
>長野県栄村堺では9日に無職女性(96)が玄関先で雪に埋もれた状態で発見され、その後死亡が確認された。
災害以外の何物でもない
>冬型の気圧配置はやや緩むとみられ、雪解けが一息に進まないか気にかかる。雪の上に降る雨にも注意が必要になる。
>平成26年2月に関東甲信などを見舞った大雪では、直後の雨で積雪の目方が増し、首都圏の建物の屋根が崩落する事故もあった。吉野弘さんの詩『雪の日に』の一節を思い出す。<雪がはげしく ふりつづける/うわべの白さで 輝きながら>。空に悪気はないのだろうけれど。
そりゃ自然現象ですからw
>道路脇にうずたかく積まれた雪も、生まれ落ちた瞬間は、はかなげな一片に過ぎなかった。列島上空には再び寒波が戻ってくるとの予報もあり、雲の向こう側に、春の気配はまだうかがえない。雪との格闘に汗する人たちには、恨めしい「うわべの白」だろう。
今冬の降雪量は日本海側で平年より多い予想 日本海の海水温の高さが影響
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東南アジアの海水温が高いために日本で大雪が降る
日本海から立ち昇る水蒸気も例年より多い
異常気象も毎年だと「異常なのが正常」になってしまったねw
突き詰めればすべて化石燃料を乱用した人類の責任に行きついてしまう
トランプがパリ協定を離脱しました
目先の金儲けに走った「うわべの白」に惑わされずに
アメリカ国民には「三方よし」の政治家を選んでほしい
当然日本人も他山の石として「犬猫野菜」にならないように気を付けましょうw