夏だ! 行軍だ!
みなさん、こんにちは!
今回は、陸上自衛官なら避けては通れない行軍のお話です。
前教育の新隊員のみなさんもそろそろ25キロ行軍が近いのではないでしょうか?
10キロ行軍でもキツかったのに…となげいている方や、意外と楽勝!と思っている方など、さまざまだと思います。
今回は、私が経験した当時の話や、ちょっとしたコツ、やっておけばよかったことなどを記事にしょうと思うので、ぜひ最後までお付き合いください!
行軍とは
はじめに、行軍の簡単な説明をします。
行軍とは、「徒歩で部隊が移動すること」を指します。
装備としては小銃、弾薬、鉄帽(ヘルメット)、半長靴、水、食料、着替えなどがあります。
部隊や職種によっては、無反動砲や対戦車火器など、もっと重いものも持たされます…(笑)
まあ、重いものを背負って歩くだけといってしまえば簡単ですが……
しかし、春や秋など気候の良い日なら楽しいですが、自衛隊は全天候型です。
台風だろうが何だろうが、命令であれば歩かなければいけません。
私が個人的に嫌いだった行軍は、夜の行軍と駐屯地内の行軍で、同じ景色ばかりでとても退屈でした。(あと、普通に辛い)
新隊員であれば、10キロ、25キロ行軍が一般的ですが、部隊に入ると45キロ、100キロなどもあります。
私も歩くことは好きな方ですが、100キロになると、気を引き締めて準備します。
時間配分は部隊によりますが、45分歩いて15分休憩という形が一般的かと思います。(違ったら、ごめんなさい)
後悔したこと…
ここからは、実際やってみて分かったことや後悔したことを話そうと思います。
水を持っていけばよかった…
初めての10キロ行軍のときの話です。
当時の私は、駐屯地内の自販機で売っていたあるスポーツドリンクにハマっていました。
名前は忘れましだが、ピンク色でアセロラのような味のスポーツドリンクです。
そして、何を思ったのか私はそのスポーツドリンクだけを持って行軍に出かけました。
はじめは良かったのですが、徐々にスポーツドリンクを体が受け付けなくなりました。
飲めないわけではないのですが、口の中がネチネチするような感覚で、本当に水が飲みたくなりました。
スポーツドリンクが悪いわけではありませんが、水と2種類持っていくことをおすすめします。
ちなみに官品の腰につける水筒は、水筒自体が汚いので、飲むのはおすすめしません。
(まあ、飲みますがガブ飲みするとお腹を壊す可能性があります…)
靴底と靴下に課金しろ!
行軍で最初に痛くなるのは足か肩です。
肩については、背嚢の入れ方を工夫すればかなり改善されます。
一方で足については、靴擦れなどを起こすと、地獄の行軍となります。
私はありがたいことに、半長靴が自分の足に合っていたので、新隊員時代は苦労することがありませんでした。
しかし、同期の中では悩んでいる人が多くいました。最近では、ネットでもそこそこの靴底や靴下を買うことができますし、駐屯地内の売店などでも購入できるので、色々な班長の意見を参考にしながら、選ぶことをおすすめします。
このように、装備品に課金することで、楽になる場合は多いので、使うときは使うことをおすすめします!
私の部隊の先輩は、水分補給用のチューブを購入していました。歩きながら、カバンを下ろさずに水分補給できるので、とても便利そうでした。
人によって、様々な工夫をしていると思うので、良いなと思ったらどんどん聞いてみると良いと思います。
ちなみに私は、装備品にお金をかけるのがイヤだったので、安く済ませようとして失敗していました…(笑)
その経験からも、
「よく使うものにはお金を使う」
ということが、大切だと思います。
これは日常生活でも同じで、毎日使うものなどは、お金を使って良いものを買う、逆に使わないものにはお金をかけないようにすると、お金も有効に使えると思います。
さいごに
ということで今回は、行軍についての記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今後も、様々な内容を記事にしょうと思うので、よろしくお願いします!
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