小学校受験の夏休み。父親の面接対策で驚いたことや、やったこと
こんにちは、藤井華と申します。
小学校受験(2024年私立小入学)を終えた今、
「自分がこんな情報が欲しかったな」と思う事柄を、
ポツポツと書いていきたいと思います。
(特に超難関小学校を通ったとか、全勝とか、
いわゆる「すごい結果」は残せた人ではございません 笑)
個人の体験をベースにしているので根拠は弱め。
ですが、
今日も頑張っている、どこかのお母さまの息抜きになれば幸いです。
もうすぐ始まりますね、夏休み。
何もなくても大変ですが、そこに小学校受験が重なってきたら、それはもう…。
そんな夏休みに着手して良かったなと思うのが、この記事のテーマ。
「父親の面接対策」
でした。
・昨夏どうやって夫さんを面接モードへと誘ったのか
・夫さんとの話し合いで難しかったこと
そういったことを、実体験を基に書いてみたいと思います。
最初に申しあげておきたいのですが、
彼は決して、非協力的な人でも、
賢くない人でもありません。
昨夏の彼は、仕事が多忙な中でベスト以上のサポートぶりだったと思います。
でも、それでも、だとしても、
一筋縄ではいかなかったんですよ。 笑
前置きが長くなりましたが、
今でも印象に残っている彼の発言を軸としながら、
話を広げていきたいと思います。
夫さんの印象的なひと言①「なんで先生は僕なんかに質問してくるの?」
忘れもしません。
これは、年長の夏休みに、
初めて家族三人での面接対策を受けたあとに飛び出たセリフでした。
これを聞いた瞬間、私は凍りつきました。
(けっこう猛暑日だったんですけどね)
こちらのお言葉、
母親勢からしてみれば、
もう…なんというか…
意味がわからない発言だと思うんですよ。 笑
「面接では家庭の雰囲気を知るために
両親に質問がなされ、
学校からすれば、普段学校にくる機会が少ない父親に質問できる
唯一のチャンスであり、父親は狙われがちである。」
昨年の夏時点の私からすれば、
そんなことは、もう知ってて当然だと思っていました。(伝えていましたし)
「親だからでしょ?!」
の一言はお腹におさめて、
(でも唇は震わせつつ)
意図を聞いてみたところ、
どうもこういった理論のようでした。
「僕が仕事で家にいなくて、
子どもと接する時間が短いのは明白なこと。
入学する子供の様子を知りたいのなら、
僕に質問するのは、
非効率だし、合理的ではないんじゃないかな。
『仕事の調整をしてこの場に来た』
それだけで、十分僕個人の学校への想いがあるじゃない。」
(私の意訳も含んでいます)
ここまで理解した瞬間、
私は思ったんです。
「あ、夫さんは仕事の理論で小学校受験の景色を見ている。」
「これは、彼の勉強不足とか、意識が足りないとかじゃない。」
「彼から見えている世界と彼の普通は、
お受験に浸かっている私のそれとは違うんだ。」
という、
割と当たり前な、
でも年長の夏に知るには、まぁまぁ衝撃できな事実を突きつけられました。
そう、夫さんと私は、
小学校受験という世界においては、
『異なる文化圏に属する2人』だったんですね。
夫さんの印象的なひと言②「何を聞かれているか分からないんだけど。この質問、いる?」
こちらも忘れられない衝撃発言です。笑
夏休みに、
面接の想定質問や過去問の問題を見せていたシーンで飛び出した一言だったような。
この瞬間の心象風景は、まさに上の写真の感じでしたね。
とりあえず、
(また)唇を震わせながら、
いろいろと意図を探ってみました。
どうも、
意訳すると、こういったことのようでした。
「質問が抽象的すぎて、
なぜ面接という限られた時間において、
こんなに焦点のぼやけた、
どうとでも取れる質問がくるのか理解できない。
想定問答集のQとAが、噛み合っているように見えない。」
「あ、異文化!」ですね 笑。
彼が生きているお仕事の世界では、
質問をするならば、
問いが明確で答えやすく、
核心をついていることが求められることが多いもの。
普段からそういった言語・文法のコミニュケーションをしている彼の世界からすると、
小学校受験の面接の質問は、
「ナニコレ?」
だったようです。
どういうことかというと、
一例として、想定問答をで説明してみますね。
Version.母
面接官
「お母さん、育児は大変かと思いますが、ストレスはどう解消していらっしゃいますか?」
母
(お友達とのおしゃべりだけど、それを言うと口が軽いと思われそうだし、ここは、志望校の保護者の活動の中から、
自分のできることと噛み合っているものを選ぶのが安全かな?)
「家で裁縫に集中して取り組むことです。」
と、
私なら()の中のことを急いで考えて、
そして、嘘にならない範囲で答えると思うんです。
でも、夫さんからしたら、
この問答は、おそらくこうあるべきなんです。
Version.夫さん
面接官
「学校での出来事や個人情報は、できる限り外部に漏らさないでいただきたいと考えております。可能でしょうか?」
夫さん
「はい。」
このVersion.夫さんのやりとり、
私にとっては
「怖いんですけど。」
の一言に尽きます。 笑
「相手によってはカドが立ちそうだし、
この質問では全家庭が同じことしか言わなさそうだから、
ご家庭の様子や人となりがわからないじゃない!」
そんな気がするんです。
でも、夫目線から見ると
「答えやすくていいじゃない。それが聞きたいんでしょ?」
なわけです。
確かに、この発想で面接や願書の問いを見たら、
意味が分からないだろうなぁと痛感しました。
さて、こんな夫さんですが、
本番の面接は私よりずっと流暢に、
なんなら先生方に笑いもとりつつ、
大変良い雰囲気で終えてくれました。
次は、どうやって彼と面接の練習をしていったかを書いていきますが、
ここから先は、有料とさせていただきます。
昨夏に唇と胃を震わせながら頑張った記録なので、
ご理解ください。笑
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