【2日目午前】別府温泉巡り
こんばんは。
肌寒くなり、暦の上では寒露となりましたね。
さて、本日は旅行2日目について振り返りたいと思います。
この日は、
1.別府の温泉文化に触れること
2.ゆふいんの森に乗ること
をすべく、日程を組みました。
旅程をぎゅっと詰め込みがちなので、ひとまず午前中に楽しんだ別府温泉巡りのお話を。
【8:00 ホテルをチェックアウト】
お世話になった西鉄リゾートイン別府のフロントで「スパポート」を購入し、2日目がスタート。
「スパポート」とは、別府の数多ある温泉を巡りながら入湯記念印を集めて行くためのスタンプ帳のこと。
温泉道を極めることは到底できないとは思いつつも、これから長い人生でまた来るであろう別府での素晴らしい温泉体験をスパポートでのんびり集めていこうということで、買ってみました。
【8:15 ①海門寺温泉】
早速1つめの温泉に到着です。
番頭さんと地元の方々のやりとりにほのぼの。朝にぴったりのすっきりさっぱりな雰囲気・お湯加減を感じました。
【8:45 ②竹瓦温泉】
海門寺温泉から10分弱くらい?歩きました。
門構えにまず驚きました。ご覧ください。
ええぇ〜なんて素敵なんだかっこいい!渋い!
わくわくしながら中へ入ります。快活な番頭さん、優しい雰囲気の番頭さんのお二方が出迎えてくださいます。
早速お風呂へ向かったらびっくり!吹き抜けのようにひらけた場所に湯船があり、脱衣所から階段を降りてお風呂場へ向かいます。この開放感とともに全裸で階段を降りていく少しばかりの気恥ずかしさが新鮮です。お湯加減は少し熱めで私にはちょうどよかったです。
ほかほかで休憩スペースに向かうと、こちらもとても心地よい空間が広がります。
素足で感じる木床の肌触り、入り口から抜けるやわらかい風、オレンジ色の優しい照明。穏やかな時間が流れています。
日頃の疲れが嘘のように抜けていきました。
【9:38 ③浜脇温泉】
少し遠くまで足を伸ばそうと思い、15分ほど歩いて浜脇温泉へ。団地?のような場所にあり、一瞬「あれ…?私は温泉を目指しているのに…?なぜ目の前に滑り台…?」と盛大に戸惑いますがご安心ください。合っています。
こちらは光のよく入る清々しいお風呂場でした。
地元の方が何人もいらっしゃって楽しそうにお話されています。「あら場違いだったかしら…」と思ったのも束の間、「ほらこっちの方がぬるくて入りやすいからこっちから入ったらいいよ」と声をかけてくださいました。この気さくさ、とても嬉しかったです。
帰りに番頭さんとお話すると、「近くに面白いお風呂があるから入っていきなよ」と教えてもらい、そちらに向かうことにしました。
【10:02 ④東町温泉】
5分ほど歩き到着。え…?合ってる…?やってる…?
盛大に戸惑いました。先ほどの番頭さんから「そこ誰もいないからお金払って勝手に入ってね!」と言われていたので勇気を出していざ入ります。
中に入るとなかなかに驚きの光景が。高い天井、ひらけたお風呂場にちょこんと、本当にこじんまりと湯船があるのです。この光景ぜひ行って見てほしい。勇気を振り絞って湯船に浸かると、こじんまりとした温泉というより、いっそちょっと贅沢に湯船を独り占めしている気分になってきます。いやぁ斬新でした。人生なんでも体験してみるものですね。
【10:15 浜脇温泉の番頭さんとおしゃべり】
先ほどの東町温泉を教えてくださった番頭さんの元へ戻り、教えてくださったお礼をお伝えしつつすこしおしゃべりに花を咲かせました。こんなふうに旅先でその場所についてのおしゃべりができることも旅の醍醐味ですよね。
4ヵ所も積極的に入浴した結果なかなかな疲労感に。心地よい疲労感です。ほかにも入りたい温泉に目星をつけていたのですが、大事をとって初の別府温泉巡りこれにて終了です。
【10:45 KISSA MUMUMU】
朝から活動的に温泉に浸かりに行った結果、なかなかな疲労感で小腹が空きまして、こちらの喫茶店へ。洒落た雰囲気の内装と店員さんの落ち着いた雰囲気を好ましく思いました。
ガリっと固めにキャラメリゼされた表面ととろりとしたプリンのコントラスト。やけどしそうに熱々の紅茶が湯上がりで小雨のなか歩いて湯冷めしそうな身体に大変ありがたく、人心地がつきました。
人生初の別府温泉巡りは、別府の地でいかに温泉がコミュニティとなっているか生活に欠かせないものとなっているかを実感するものになりました。別府の入浴マナーとして「入退室時は挨拶する」というものがあり、「おはようございます」「ごゆっくりね」「お先に失礼します〜」などなど。みなさん気さくに分け隔てなく挨拶してくださいます。こちらもそのしきたりに倣い挨拶させていただき、気持ちよく温泉という場を利用することができました。素晴らしい文化だと思いました。ありがとうございました。
さて、短い時間ではありましたが別府に別れを告げ、次の目的地、由布院に向かいます。
つづく