『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』川上和人 著を読みました
p100より
死んでる、死んでる、死んでる、あきらめムードが漂い始めたころ、糞の中にゴソゴソと動くものがあった。糞にまみれつつも確かにノミガイが生きていたのだ。鳥の腸をすり抜けたミクロの決死隊が、生きたまま排出されたことが確認されたのだ!
ラジオ子ども科学電話相談でお馴染みの、ハーイ、ドウモコンニチハー、カワカミデース、川上先生の御本です。
鳥類学者の大変さを茶化しながらマジメにやってるのねーと思う大変そうさ。
小笠原諸島の孤島の鳥を調べるために、船から海を泳いで上陸できるようになったり、断崖絶壁を登ったり、果物を定着させないために果物禁止令が出たり、と大変な日々を送ってらっしゃいました。
いやあ、大変ー。
引用は、小さな小さなカタツムリが、メジロに食べられて、お腹を通って出てきても生き残っているというお話より。
極小のカタツムリは、鳥を使って分布を広げるのもあるのではとありました。
すげー!