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扁平母斑の治療例(悪化例)
[はじめに]
こちらのnoteにたどり着かれたということは、ご自身やお子様、ご家族の扁平母斑にお悩みかと思います。
私(2025年時点で41歳/1984年生まれ)も幼いころからの扁平母斑に悩み、今も悩んでいるうちの1人です。扁平母斑の症状や経過は調べるとたくさん出てきますが、悪化例や長期経過は少ないのではないでしょうか。
私は調べるのにとても苦労しました。
そこで、お悩みの方に少しでも参考になるようにとnoteにまとめることにしました。
部分写真ではありますが個人写真であり、治療中の写真は不快に思われる方もいると思いますので途中から有料としておりますが、扁平母斑の治療経過は様々なパターンがありますので、ひとつの長期経過として有益な情報になるかと思います。
[2種類の扁平母斑]
私の扁平母斑は大きく分けて2種類ありますので、2パターンの状況を簡単に説明します。
・生まれた時すでにあった扁平母斑
新生児の頃すでに腕の一部に薄い扁平母斑がありました。目立たない場所でしたので治療は行いませんでした。
その後、成長とともに皮膚が伸びていき、扁平母斑は20代の頃には消えていました。40歳の今も全くわからない状態です。こちらは幼少期の写真がなく紹介ができませんのでご了承ください。
・10歳頃に発生した遅発性扁平母斑
こちらのタイプがレーザー治療で悪化した扁平母斑です。
生まれた時はなく、小学生のころに出てきました。場所は口回りです。
初めに気づいたのは母でした。ある日の夕食時「口元に食べこぼしがついている」と指摘され布巾で拭きましたが取れず、ここで初めて扁平母斑があることに気づきました。
しかしその頃はまだ10歳ですし、特に気にすることなく過ごしていました。
[扁平母斑のレーザー治療に至るまで]
20代で社会人となり、自分で使えるお金が増えたこと、美容に興味が出てきたことがきっかけでシミ治療をスタートしました。しかし、ここでもまだ口元の扁平母斑は気にしておらず、それよりも頬に散らばるソバカスの治療に専念していました。
ちなみにソバカスの治療はフォトフェイシャルを行い1~2回で綺麗に取れました。(のちに再発しますが…)
そしてソバカスが綺麗に取れるとやっと口元の扁平母斑が気になりだし治療をスタートしました。
しかし、美容皮膚科はおろか一般皮膚科ですら「扁平母斑」の診断ができるところはありませんでした。
診察を受けても「ニキビ跡です」と言われピーリングを行ったり、赤外線治療を行いましたがもちろん効果はありません。
何をしても取れないので紹介状を書いてもらい大学病院へたどり着き、そこで初めて「これはシミではなく扁平母斑というアザです。アザなので通常のシミ治療では取れません」と診断を受けました。
[大学病院でのレーザー治療]
以下は私個人の場合のパターンとなります。時期やクリニックで方針や価格が異なる可能性がありますので参考としてご覧ください。
大学病院ではQスイッチルビーレーザーでの治療を保険適用で行いました。
扁平母斑を保険適用で治療できる機種はQスイッチルビーレーザーのみです。
現在はピコ秒レーザーも扁平母斑に有効とされていますが、現時点(記事を書いている2025.2時点)では保険適用の機種には認定されていません。
話を戻しますが、Qスイッチルビーレーザーでの保険適用の回数は3回まで、費用は各回7,000円でした。
私の場合、範囲は約5cm×5cmです。
大学病院では下記の注意事項を説明されました。
・扁平母斑は再発率が高く、治療が難しいこと。
・また、再発するだけではなく治療前より悪化する場合もある。
それでも良ければ治療を行うとのことでした。
やっとたどり着いた大学病院での治療。悪化するなんて希なパターンだろうと安易に治療を決めてしまい、見事に悪化してしまいました。
以下、症例写真(悪化例)、レーザー以外の治療で一時的に綺麗になった症例、メイクで完璧に隠す方法を公開いたしますので、これから治療に踏み切られる方は参考になさってください!
※症例写真はカサブタなども多数映っていますので、不快に思う可能性がある方は購読をお控え下さい。
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