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断捨離の難しさ
こんばんわ、うな丸@人生折り返しです。
ここ数日風邪でダウンしており、noteが更新出来ていませんでした。
息子→妻→私という流れで感染していました。
なんの病気かはわかりませんが、はちみつだけでは打ち勝てませんでしたが重病化は避けられており、幸か不幸か会社は休まず行けております。
さて、今日は断捨離について。
皆さんは断捨離ってしていますか?
私は結婚するまで断捨離とは無縁だったのですが、結婚して子供が出来てからは断捨離の必要性に迫られました。
アメリカ生活の時は家が広くて良かったのですが、日本の家は狭い。
そして賃貸物件なのでそこまで収納も大きくない。
一時期もう一つアパートを借りるか貸し倉庫を借りようか本気で悩んだ時期がありました。
それだけアメリカで物が増えたのです。
ダンボールだけで88箱の輸送ですからね。。。
妻からは「今年は断捨離しよう」と持ちかけられ、今の家の状況からNOとは言えませんでした。
一日1個何かを捨てる、または土日に何かを7個捨てる(または売る)。
こういった無謀な目標を立ててしまったのです。
ちなみに私が愛するレコードは対象外とさせて頂きました。
でも私からレコードを除外すると、実は何も残らないことに気づきました。
これはまずい。
ということで家に眠っていた古着や下着、使っていない全てのものをメルカリで売り始めました。
勿論、息子の読まなくなった絵本や服なども対象。
メルカリで出品し出して気づいたこと、それは「絵本はすぐ売れる」でした。
アンパンマンとかは同じものが沢山出ているので安いのですが、今も作品を出し続けている作家さんの絵本は高く売れます。
特に仕掛け絵本は高いですね。
話が逸れました。
断捨離。それは物を捨てるということではないと思っています。
「物に縛られた心に余裕を持たせる」それが真の目的です。
子供のものはどんどんおもちゃや本が増えますが、自分のものはレコード以外増えていません。
ミニマリストになりたいワケじゃないのです。
私は断捨離の話をするときはウルグアイの世界一貧しい大統領ホセ・ムヒカのスピーチを思い出すのです。
ホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領の「伝説のスピーチ」として知られるのは、**2012年の国連持続可能な開発会議(リオ+20)**での演説です。このスピーチは、消費主義や経済至上主義に対する強烈な批判と、人間の幸福や持続可能な社会の在り方についての深い洞察に満ちています。
ホセ・ムヒカのリオ+20スピーチの要旨
(※日本語訳の一例)
「私たちは発展するために生まれてきたのか? それとも、幸せになるためにこの地球にやってきたのか?」
私たちは経済至上主義と消費社会の中で生きている。私たちは、より良い経済成長のために働き、消費し続けるよう求められる。だが、そうすることで私たちは本当に幸せになれるのか?
もし「発展」とは「消費を増やすこと」だとするなら、それは現代社会の罠だ。我々は絶え間なく働き、お金を稼ぎ、ものを買い続けることが幸せだと思い込まされている。しかし、その過程で私たちは本当に自由を得ているのだろうか?
「貧しい人とは、少ししか持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。」
私は貧乏ではない。質素に暮らしているだけだ。なぜなら、私は自由な時間を持ちたいからだ。自由とは、過度な消費や経済成長に縛られることではなく、シンプルな生き方の中で、自分の時間と人生をコントロールすることだ。
「発展は、幸福を奪うためのものではなく、人間の幸福をもたらすものであるべきだ。」
世界は持続可能な発展を目指すべきだ。しかし、それはただ経済を成長させることではなく、人々の生活の質を向上させることでなければならない。
私たちは、世界中の人々が尊厳を持って生きられる社会をつくらなければならない。貧困をなくし、人間らしい生活を守ることが、真の「発展」ではないのか?
「幸せとは、シンプルに生きることの中にある。」
スピーチの影響
ムヒカ大統領のこのスピーチは、単なる政治的メッセージではなく、現代社会のあり方を深く問い直すものとして世界的に話題となりました。「世界一貧しい大統領」として知られた彼のライフスタイルとも相まって、多くの人々の心を打ちました。
特に、消費主義や資本主義の在り方に疑問を持つ人々にとって、このスピーチは「本当の豊かさとは何か?」を考えるきっかけとなりました。
シンプルで自由な生き方を貫いたムヒカのメッセージは、今でも世界中で語り継がれています。
私はこのスピーチをYouTubeで見た時、とても感動したことを覚えています。
欲を持ち続けることはいいことかもしれませんが、何のためにその欲求を満たしたいのかを問い続けないといけませんね。
断捨離、うな丸は妻に怒られながら少しづつ続けて行きます。。。。
それでは。