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【私の恋愛遍歴】序章No2
さて、前回からの続きを書いていこうと思います。
(年の瀬に何を書いてるんだ私は)
前回の振り返りはこちらから。
その手紙を受け取った私は、どうしたら良いのか分からなくなった。
もしや、運命じゃんけんの話が漏れたのか?
嫉妬したグループメンバーならやりかねない。
など妄想を膨らませながら、帰校時間を待った。
珍しくA子が下駄箱で私を待っていた。
「いこうか」
無言で帰る二人。
私の家の前まで来たら、A子が口を開いた。
A子「あのね、手紙のことなんだけど。」
私「うん」
A子「私の親友のB子は知ってるよね?その子がうな丸君のことが好きって知ってる?B子、私とうな丸君が付き合うことになったって言ったら泣いちゃって・・・」
私「え・・・」
A子「私自身はうな丸君と付き合いたい気持ちあるんだけど、その子なしじゃ学校生活が上手くいかないんだ」
私「・・・・うん・・・」
A子「だから、卒業するまでは別れてほしい」
私「え、卒業したらまた元の関係に戻れるの?」
A子「うん。まだ私への気持ちが残っていたら卒業式で伝えて欲しい」
私「そういうことなのね。分かった。絶対卒業式でまた気持ち伝えるから。」
なんと、B子というA子の親友が私を好いていて、それで恋人NGとなった。
元々B子は中学1年の頃から、私にバレンタインチョコをくれたりしていたが、私は特に意識をしていなかった。
B子のせいでA子との恋がダメになった、とも思わなかった。
何というのか適切な表現が見当たらないが、自分を想ってくれる人がいるということに悪い気がしなかったのだ。
また、私の中で「期限付き解約」であったことも大きな要因かもしれない。
私は残りの中学生の生活を精一杯満喫することに徹した。
卒業式で私は報われる。
その時はそう思い込んでいた。
迎えた、卒業式当日3/14。
私は自分が高校生になるという期待よりも、A子とのヨリを戻すことしか考えていなかった。
卒業当日にそれぞれの連絡先を交換することもなく、私はただひたすら卒業式終わりのA子を待った。
待つこと1時間。
3月はまだまだ冬でとても寒い。
やっとA子が門から出てきた。
この時は全く想定していなかった事態が起こった。
親と一緒。
しかもまたかっちりしたスーツを着ているお父さんだった。
強行突破するか。
それとも退くか。
男なら強行突破だ。
しかし私がとった選択は「退く」だった。
退くという選択肢を選んだのは、私の中である感情が出てきたからだった。
その感情とは「実は卒業式で私が待ち伏せしているだろうから、一緒に親と帰ろうとしているのではないか?」というもの。
完全に自意識過剰本能が働いてしまった。
自意識過剰というより被害妄想だった。
そうして、私の中学生最後の恋は何とも言えない幕引きとなった。
後日談となるが、A子とは高校1年で再会をした。
その時は連絡先をちゃんと交換した。
しかしそこからA子熱が再燃、とはならなかった。
恐らくですが、心のどこかで卒業式の辛い思い出がトラウマになっていたのかもしれません。
一度A子から電話が来て、話をしたことがある。
その時は他愛もない話をしただけだった。
緊張しただけで、楽しくなかった。
卒業式の時のこと、聞けばよかった。
私が抱える後悔の一つ。
なかなか本編に行かない。
というか書き出すと一つ一つ思い出がフラッシュバックしてきて、色んな恋してきたなって思います。
良いおっさんですが、若い時の恋する感情ってとても大切です。
次は有料版noteが書けるように祈ります。
うな丸@人生折り返しでした。