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さようならコロナ病棟9日目

R-1の窃盗が発覚したその夜にわたしがまずやったことは、高知県虐待通報窓口にこれまでの4階と5階の杜撰と言うには生ぬるいケアの実態を時系列に纏めてメールを送る事だった。
もう我慢の限界である。
いい加減患者を舐めすぎである。
整理して書いているうちに呆れるほどの雑で脇が甘く酷い扱いだったのがよくわかった。
今までなんだかんだでがんばって我慢してきたが、今回の窃盗事件で何かがぷつりと切れた。

遠方のフォロワーさんが
最愛の人が
こんな僻地のコロナ対策の無策により感染拡大を招いた責任も取らないこの病院に、二つ返事で贈ってくれた大切なものを盗む奴がこの階に存在することに理不尽を感じる。
聞けば他の人も盗まれているとの証言。
詳しく聞くとその際は現行犯で捕まって師長が代金を払いにきたとの事だった。
とんでも無い事だと思う。
なぜ当事者が謝りに来て尚且つ当事者が代金を返金するべきでは無いか。
だから
だから窃盗が無くならないのだ。
そもそも急性期病棟ですら盗まれなかったのに回復期病棟(彼らが言うには)で物が盗まれぬの草過ぎて笑いさえ込み上げる。
虚しさ悲しさ怒り理不尽さ。それらを抱えたまま泣くのを我慢してその日は就寝したが寝付きはとても悪かった。
悔しかった。
本当に悔しかった。
そんな良心のない人間がこの世にいることが。そしてそれを止めようとしない看護師、咎めようとしない看護師、盗難の対策を明らかに怠っているこのF病院が信じられなかった。
ただただ贈っていただいた方に申し訳ない気持ちだ。

一夜明けて今日の朝。
ガチャに外れたので頭の可哀想な背の高い威圧的な男性看護師が朝の検温に来たのだけれど昨夜の窃盗に対してなんの言及も報告もその後の経過も尋ねては来なかった。

あーまた無かったことにされた。

4階と5階の看護師はSSR看護師のWさんを除いて困り事やトラブルを聞いても自分で消去する性能が備わっているのだ。
予想通りだが本当に決められた仕事しかしたく無い。厄介ごとや揉め事はスルーすると言う姿勢を明確に見せた。
5階に来てそれが日常茶飯事。
それを聞いていればわたしはもっと早く退院しただろう。尚その説明は全く無かった。
入った物件が事故物件だった。
と言えばわかりやすいだろうか。
このまま何もしなければこの階の看護師は患者の悩みや具合の悪さや不便さに対しては見猿聞か猿言わ猿を今後も貫くだろう。
そしてわたしはそれに対して内外にNOと声を上げ続けるだろう。

とりあえず牽制も兼ねて廊下で一人ラジオ体操と四股とすり足、相撲健康体操、ダンベルで筋トレなどをして冷蔵庫を見張っていたが窃盗犯は来なかった。
出来れば退院する前に私の手で捕まえたい。
捕まえて警察を呼びたい。
呼べなくてもできる限り犯罪に対して拒否と徹底的で壊滅的な打撃を与えたい。
明日もそのチャンスを伺いつつ遺されたR-1を味方に廊下で立ち合いのぶちかましを練習するだろう。
負ける気がしない。

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