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今夜も自室に引きこもっている
今夜も自室に引きこもっている
あれから半年が過ぎた。今は、2024年10月だ。残念ながら、がん治療の副作用で、まだまだ辛い日々が続いている。一番辛いのは、耳鳴りと難聴だ。日常会話はできるが、耳に水が溜まったような状態である。また自分の声もよく聞こえないため次第に家族とのコミュニケーションが嫌になってしまう。
抗がん剤の副作用による難聴と耳鳴りのためにテレビを観ても言葉がうまく聞き取れない。
気がつけば、字幕付きのビデオ映画を観ている時間が多くなった。
さらに家族との会話もだんだんストレスに感じ、自室で静かに過ごすことが多くなった。
がんの再発や転移がいつ発症するのかという不安で睡眠が浅くなる。毎晩、マイスリーという入眠剤が必要だ。この薬を飲んでいるだけで安心して眠ることができる。
現状の副作用は、以下の通りだ。
(1) 両足裏の痺れ
・ 抗がん剤治療を終えた頃から両足に痺れが出た。ストレッチ等をしてもなかなか改善はしない。主治医からは「しょうがないね」と言われ、今でもただ耐えている状態である。
・ 足の痺れにはメコバラミン錠500mgが多少効果があると思っている。
(2) 難聴と耳鳴り
・ 難聴と耳鳴りは、抗がん剤治療初日から発症した。難聴と耳鳴りで自分の声も良くわからないので「話す」ことが苦痛である。
・ コミュニケーションが嫌になってしまい、うつ状態になった一番の原因だ。
(3) 舌の両側の痛み
・ 毎日ではないが、食事の時に、舌にざらつき感があったり、舌の両側がチクチク、ヒリヒリ痛むことがあったりする。
・ 舌に転移していないかと不安な日を送りながら、口腔ケアと舌のチェックに怯えている。
(4) 味覚障害
・ これも毎日ではないが、食事の内容によっては、味が良くわからない場合がある。唾液が不足しているためか、ご飯の旨味が良くわからない。
(5) 唾液減少に伴う口腔内の乾燥
・ 放射線治療に伴い、唾液が少ない。1年半後の今も同じだ。1時間〜2時間程度で口腔内がベトベトしてくる。水分補給が欠かせない。水をごくごく飲むのではなく、一旦口に含んで数十秒待たないと満足感が無い。
・ 就寝時には、口に専用テープを貼って寝ている。
(6) 飲み込みづらさ(嚥下障害)
・ 放射線治療に伴い、喉の腫れが未だに良くならない。ゆっくり食べれば何でも食べられるが、唾液を補うように水分をとりながらの食事である。
・ 自ずとパン等を食べる回数が増えた。パンとコーヒーならすぐに飲み込める。職場での昼食は、毎回パンとコーヒーである。
特に(2)の難聴と耳鳴りに閉口している。その影響で周りの人の声がよく聞こえない。併せて自分の声も良くわからない。また喉の痛みに伴い、「長く話す」ことが苦痛である。次第に人とのコミュニケーションを避けるようになっていった。
2024年9月迄は、ちょっとうつ気味だった。
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