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結婚しました!

いち、に、さーん!と勢いが良さそうな今日、1月23日、入籍しました。
長くなってしまったのですが、せっかくなのでちょびっと語らせてください。

彼と出会ったのは、一昨年の夏の入り口。場所は、東京駅。知人と一緒にいる彼を一目見て、「なんか気になる!」と思ったわたしの感覚は間違っていなかったようで。付き合ってから毎日欠かさず「好きだ」と思い、思い続けて、今日にたどり着いた。(ちなみに一目見て別れた直後、わたしの脳内第一声は「今の、誰!?(爆テンション上がり)」で、彼の第一声は「今の、誰?(ただの素朴な疑問)」だったようで、この頃から同じことを考えていたなんて、二人はとっても気が合いそう(にっこり))。

彼は、物理的にも精神的にも、とても視野が広い人。いろいろなことに興味があるし、その場その場をよく見ていて細かいことにもよく気がつく。それに、何事もフラットに見分ける力もある。だから大事なものを見失わないでいられる。自分の中に美意識があって、生きる上での判断基準にしている節がある(本人がどれほどそれを意識しているかはわからないけれど)。それはわたしにとって、自分の欲や気分、お金や評価や名声に判断軸がある人よりも、ずいぶん信頼できる。その場の雰囲気に流されない強さもあるし、とてもいい意味でマイペースを貫ける人だと思う。

そして、よく喋って、よく笑って、よく愛してくれる。外にいるときは「冷静な男の人」という雰囲気が強いのに、家に帰った瞬間からふざけ倒しているところもかわいい。今はフリーランスでプランナー(?)やマネジメント(?)をしているけれど、来年何しているかわからないところはわたしと一緒。

そんな彼と結婚することにしたのは、彼が世界で一番魅力的だからではなくて、世界で一番大事にしたい人だから。それ以外には、あんまり理由というものが思いつかないけれど、これ以上の理由をわたしは知らない。

昔は、どうも「結婚」にいいイメージが持てなかった。「子どもは欲しいけれど、“結婚”はどうでもいい」。そういうことをよく言っていたような気がする。わたしの両親も仲が悪いわけではなかったし、周りに離婚した夫婦が多かったわけでもない。それでも、「結婚は墓場」「別れたくても、(主に世間体や経済的理由で)別れられない」「好きで一緒にいるわけではない」……。なぜかそういう悲しい側面ばかりがやたらと頭に残り、そういうものだと思っていたような気がする。

それゆえわたしは、いつか結婚するならきっとこんな風だろうと予想していた。
「どこかで電撃的に出会って昂ぶった気持ちのままに数ヶ月でスピード婚、あとは惰性と憂鬱にまみれた結婚生活を送る」。
または、
「本当の気持ちを見ないふりして、なし崩し的に結婚。その後は不満にまみれた結婚生活を送る」。
……笑えてしまうが、なぜかそのどちらかだと思い込んでいた。他のことには大した自信もないくせに、やたらと自信を持って。もしかしたら、そう思い込むことで、未来に起こる「がっかり」をあらかじめ軽減させたいと思っていたのかもしれない。

好きな人を、大切にする。
その日常の延長に「結婚」という”タイミング”が待っている。

そんなシンプルなことにも気づかなかったのねと、過去を笑いたいような気もする。付き合って約1年半。毎日毎日、一緒にいられて嬉しいと、思い続けている。

と言っても、まだまだ子どもっぽいわたしなので「そうは思っていても、いつかは(どちらかが)心変わりするのだろうか?」と不安になる瞬間があるのも正直な気持ち。だから昨晩、言っておいた。

「『一緒にいたい』とお互いが思えている間は、ずっと一緒にいよう」

「夫婦でいるのが辛い、他に一緒にいたい人がいる。そう思った時は、必ず話して欲しい。『一緒にいたい』、それが『ずっと』続いて、『ずっと一緒にいられる』といいな」と。

彼は、ピンときているのかいないのか、少しの間を置いて「わかった」と答えていた。それだけ言えるとわたしは一気に安心して、結婚も怖くなくなった。

ちなみに、最近の風潮的に「事実婚」や「夫婦別姓」という話題があるけれど、わたしには特に希望がなかった。それで自然と「結婚」という制度を選んだのだけれど、これでよかったなぁと今は強く思う。両家顔合わせをして、「彼の家族とも、家族になりたい」と思えたこと。それからわたしの親が「大事な存在が増えて嬉しい」と言ってくれたこと。これまでは「わたしたち二人の問題」と思っていたことが、どんどん大きくなっていく感じ。これを負担ととらえる人もいるのだろうけれど、わたしにとっては「嬉しい出来事」だったから。

これからきっといろいろなことがあるのだろうなぁと思う。けれど、日々を積み重ねた先に未来がある。これまで過ごしてきた時間と同じように、毎日を丁寧に、相手を大切に思う気持ちを表現しながら、進んでいきたい。そうしている間は、あたたかい未来を信じていられる。

結局昨晩、独身最後の夜も、二人とも0時近くまで働き、慌ただしく帰宅した。二人とも死ぬほど疲れていたのもあって二人ともお風呂に入らずに(笑)、けれどしっかりくっついて眠った。自分たちなりの幸せをこれからも作っていけるといい。周りの声よりも、お互いと大事な人たち、そして進みたい道だけを大切にしながら。

結婚してもわたしは何も変わりません。今後も、どうかあたたかい目で応援してくれると嬉しいです。報告という名の、長めの投稿でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!


最後に……!
妄想ツイートをずっと続けていた頃から見てくださっていた方々、本当にありがとうございます! 妄想は現実とは別のもの。これからもちょこちょこ書けたらと思っているのでこれからもよろしくお願いします!



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