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#14 《旅》日本最西端与那国島へ1
東京から約1900km
今回の一人旅、行く先は日本最西端与那国島。
与那国島ってどんなところ??
以下説明。
沖縄本島から南西へ約509km、石垣島から約127km、東京から約1,900km。
周囲27.49km、面積28.95k㎡の日本最西端の地、与那国島。
隣接する台湾とは、約111kmの距離にあり、年に数回、台湾の山並みが見えることもあります。
荒々しい波が打ち付ける断崖絶壁の景観は、男性的な力強さがあり、
自然・文化・歴史すべてが八重山のどの島にもない独特の雰囲気で訪れる人々を魅了しています。
与那国島へのアクセスは、
①那覇もしくは石垣から飛行機
②石垣離島ターミナルから通称ゲロ船
の2つ。
個人的には船旅で
時間をかけて行きたいところだが、
週に2回の運行である為、
うしろ髪ひかれながら
1日2便ある石垣発の飛行機を予約。
日本最南端の波照間島には、
毎年行っていることもあり、
最西端の与那国島には
いつか行きたい程度に思っていた。
何もないところが好き
何もないところには
必ず何かがあるってのが自論。
兎に角、海を見てぼんやりして、
時にはそのまま飛び込んで、
シャワーを浴びて、昼寝して、星を見る。
これらを毎年夏に、
そして島に非日常のそれらを求めている。
"私流"夏の風物詩を求めて、
今回は与那国島を訪れることにした。
8/17(木)
18日早朝7時半成田空港発を取ったあとに
そこまでの足、つまり始発がないことに
気がついた。LCCあるあるトラップ!
そこで前乗り。
今回は、移動時間等ロスなく行きたかった為に
成田空港内にあるナインアワーズホテルに
終電で行きチェックイン。
空港内からエスカレーターに上がると
すぐホテルにチェックイン可能
まるでドラゴンボールに出てくる宇宙船のようで、いかに順序よくカプセル内で効率良く人を寝かせられるかを究極まで突き詰めた結果行き着いた宿
みたいな感じでなんなく過ごせる広さ。
もうちょっと安かったらリピ確定だなあ
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リュックは足元に置いてのっけて寝た
女性用、男性用ブースに分かれており
どことなく周りの大人たちも
旅行前のソワソワ感と
旅を終えた安堵感が伺える
8/18(金)
7時半定刻通り成田空港発
10時半石垣空港着。
慣れた景色だなあと思いながら、
17時の与那国発までの
5時間ほどを石垣島で時間を潰すことに。
といっても、
レンタカーを借りてどこかへ行くほど
行きたいところもないので、
なんとなく離島ターミナル行きのバスへ乗り込む。
そして1日乗車券(1000円)を購入。
1日2回以上乗るなら、1日乗車券がお得。
見慣れた景色を眺めつつ30分程度で
離島ターミナル終着駅へ。
一人旅の時は、親に娘の居場所を伝えるがてら実家に特産品を山ほど送るのが恒例となる。
初めて1人で御蔵島に行った時も、
神津島に行った時も娘はここにいるよ!
とのメッセージ付きで送ったコスパの悪い生存確認方法
夏季の石垣は、マンゴーの収穫時期であり
特に石垣産のキーツマンゴーは
幻ともされている。
旨みがギュッと凝縮されていてかなり美味い。
これもまた行き慣れたゆらてぃく市場へ
向かった。
空港バス終着駅離島ターミナルからは
歩いて10分ほど。
石垣産の果物やら
何やらを買うにはここが丁度いい。
東京よりもサラッと涼しく吹く風を
頬に感じながら石垣の街並みを眺めて歩くのもまた楽しい。
足の裏から沖縄を感じてるようで、
これから始まる旅に期待高まり気分も高まる
訳ありキーツマンゴー
(形が悪いだけで味は同じ)を
何個か実家へ送りつけ、
残り4時間何をしようかと
離島ターミナルに戻り散策。
15分で渡航できる竹富島も考えたが
なんかそれもミーハーっぽくて、違うなあと
ウロウロしていると
2019年にオープンした
日本最南端のプラネタリウム「いしがき島星ノ海プラネタリウム」での上映時間が丁度よかったので休憩がてら入ることにした。
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私が沖縄やその他離島を訪れるときに、
必ず確認するのは月齢。
最近のiPhoneは、
月齢を待ち受けにできるので凄く便利。
月齢とは、簡単に言うと、月の満ち欠けのこと。星を見るためには、新月前後のタイミングを見計らっていく必要がある。
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偶然に奇跡的に、
この時期は流星群と伝統的七夕(旧暦の七夕のこと8/22にあたる)とのことで絶好のチャンスだった。
天の川は、沖縄方言でてぃんがーらと言う。
光害により日本では人口の3分の1
場所で言うと70%近くが
天の川を見ることができないと言う。
周囲の光景が
自分を囲むいつもの光景と違う時、
世界は広いと実感する。
星が好きな理由としては
何か他のものと繋がれる気がするから。
自分達は天の川銀河の中のたった一つの
惑星に住んでいて、
何億光年も離れた銀河の内側から
外側を見ていると思うと、
自分のちっぽけな想像力が大爆発する。
あの星は今もあるのか、どんな星なのか、私たちみたいなのがどこかにいるんじゃないか、云々。
ずーっと昔から、私たち人間は空を見上げて
言葉を紡ぎ、物語を作って、語り伝えてきた。
その何千年と変わらない
人間の想像力と幼心を思うだけで
気分が乗って来る。なんというかエモい。
星について語り出してもキリがないので
今日はここまで。すみません、与那国に辿り着きませんでした。
読んでくれて有難う。
ねぎし