ヒマラヤ便り57号 アクシャヤのお裾分け
ナマステー!スーリヤが、ミーシャ・ラーシ(白羊宮)に入り太陽新年(Solor New Year)を迎えた今日この頃、ケーセーホォ?私は、今まで学んできたことや、信念としてきたことが、すべてRightでありLightであったと実感する現実や、先人や先祖が遺してくれた知識の活用で、ティケでバリヤバリヤな春を過ごしております。
さて、何年間も温めていた計画を始動させるために、縁起の良い日を調べていた。私は、シュクラパクシャ(白分)ドウィティヤ(二日目)生まれなので、その周辺がいいのかなぁとか、あれこれ考えながら、コツコツ準備を進めている。
アクシャヤ・トリティヤ 決して減らない3日目
そこで現れたのが、アクシャヤ・トリティヤ。ヴァイシャカ月のシュクラ・トリティヤ。シュクラ・パクシャは、朔のあとの右側から明るい部分が増えていく、望に向かっていく15日。アクシャヤは、「決して減らない」という意味があります。
ヴェーダ占星術では、アクシャヤ・トリティヤは、すべての悪影響から解放された縁起の良い日です。ユガディ、アクシャヤ・トリティヤ、ビジェイ・ダシャミの3日は、すべての悪影響がないため、縁起の良い仕事の開始や実行にムフルタ(縁起の良い時間帯)を必要としません。
アカ・ティージとしても知られるアクシャヤ・トリティヤは、非常に縁起の良い聖なる日です。ティージについては、ヒマラヤ便り46号でCheck it out!
アクシャヤ・トリティヤ は、ヒンドゥ暦で最も重要な日の 1 つです。 ヒンドゥの経典によると、アクシャヤ トリティヤの日にサティヤ ユガが終わり、トレタ ユガが始まりました。 アクシャヤ トリティヤは、ユガディ ティティとして大きな宗教的意義を持っています。
この日は、維持の神ヴィシュヌ(毘紐天)によって支配され、4つのユガ(世界の年齢)の2番目の時代トレタ・ユガは、アクシャヤ・トリティヤの日に始まりました。パラシュラーマ・ジャヤンティ(パラシュラーマ(ヴィシュヌの6番目の化身)生誕祭)はアクシャヤ・トリティヤと同じ日ですが、トリティヤ・ティティ(太陰日)の開始時間によってアクシャヤ・トリティヤの前日になる場合があります。
全創造物の維持保存者であるヴィシュヌ神は、ユガディ ティティであるアクシャヤ トリティヤで崇拝されています。 この日はヴィシュヌによって祝福されているので、ヴィシュヌのラクシュミナラヤナの形態を崇拝し喜ばせるために非常に重要であると考えられています.。ラクシュミナラヤナは、ヴィシュヌの化身であり、ヴィシュヌが配偶女神ラクシュミと共に崇拝されています。 ヴィシュヌ神の信奉者は、アクシャヤ トリティヤの重要な日に一日断食をします。 アクシャヤ・トリティヤの日に、ヴィシュヌ神とラクシュミ女神は、花、植物、果物など、必要なすべてのプージャの手順で儀式的に崇拝されます。
アクシャヤ トリティヤの日は、ヴェーダ占星術でも特別な意味を持っています。 その日は、縁起の良い仕事を始めるのにムフラトを必要としないと信じられています。 結婚式、新築祝い、新しい服や宝石の購入、財産の購入、新しい車やバイクの購入などがアクシャヤ トリティヤの日に行われます。
アクシャヤ・トリティヤは、ヒンドゥの時間管理に従って 4 つに分割されたユガに関連した吉日です。 4 つのユガはすべて周期的であり、それぞれサティヤ ユガ、トレタ ユガ、ドワーパル ユガ、カリ ユガとして知られています。 アクシャヤ トリティヤは、サティヤ ユガ、つまり人間の人生の黄金期が終わり、トレタ ユガが始まった日です。 アクシャヤ・トリティヤの起源はヒンドゥに深く根ざしており、地球上での人間の生命の創造にまでさかのぼります。
アクシャヤ・トリティヤの日にチャンドラ(月)が、一番のお気に入りロヒニの邸宅を訪れた時は特に縁起が良く、水曜日(ブダワラ)に当たると非常に縁起が良いとされています。
※Nala2080年ヴァイシャカ月、シュクラパクシャ、トリティヤは日曜日(ラヴィワラ)2023年4月23日。Pingala2081年は2024年5月10日金曜日(シュクラワラ)。Kalayukta2082年は2025年4月30日水曜日(ブダワラ)です。Don't miss it !!!
この日に行うヤグナ(火の儀式)、ピトラターパン(先祖に平和をもたらす儀式)、ダン・プニャ(奉仕活動)、スヴァディヤーヤ(ヴェーダとプージャの学習)を行う事の恩恵は決して減らず、永遠に共にあります。
アクシャヤ・トリティヤは、幸運と成功をもたらすと信じられ、この日にゴールドを購入すると将来の繁栄と、より多くの富がもたらされます。アクシャヤ(決して減らない)の日であるため、購入したゴールドは決して減少せず、成長し上昇し続けると信じられています。
吉祥な活動の日取り
吉祥な日取りは、パンチャング(5つの肢)を観察して決定されます。
ティティ
ティティは、日の出から次の日の出までを1ティティとし、朔の後の月が明るくなっていくシュクラ・パクシャ(朔の翌日ー上弦ー望。15ティティ)と、望の後の月が暗くなっていくクリシュナ・パクシャ(望の翌日ー下弦ー朔。15ティティ)に分かれます。吉祥なパクシャは、シュクラ・パクシャです。南インドのアマンタ方式では、月初がシュクラ・パクシャとなり、北インドのプルニマンタ方式では、月初がクリシュナ・パクシャとなります。
チャンドラが訪れる27の邸宅
チャンドラの軌道上には、27人の妻(ナクシャトラ)の邸宅があり、チャンドラは、それぞれの邸宅を順番に訪れ1日滞在します。27ナクシャトラは、7つのグループに分けられ、チャンドラが滞在している期間に適した活動があります。※括弧内の数字は、白道上のナクシャトラの順番です。
開店・開業に吉祥なナクシャトラ
金銭取引に吉祥なナクシャトラ
今日は、この辺で。次号のヒマラヤ便りは、ヨーガ、カラナ、ヴァラについてお便り致します。Stay tuned!