ヒマラヤ便り27号 Ganesh Chaturthi
ハッピーガネーシャチャトゥルティ!
シヴァとパールヴァティの息子ガネーシャは、パドラパダ月のシュクラパクシャ(白分)チャトゥルティ(4日目)がお誕生日です。
(日本時間:2023年は9月19日、2024年は9月7日!2025年8月27日(水)、 2026年 9月14日(月)Don't miss it!!!)
ガネーシャ生誕祭は10日間祝われます。祭りの間ガネーシャ像を祀り、障害除去を祈念します。10日後のチャトルダシ(朔のあと14日目)に、像を近くの水域に浸し厄除けを祈願し最高潮を迎えます。
ガネーシャは、Gana 群衆の isha 長という意味で、ガナパティ(群衆の主)、ヴィグネーシュヴァラ(障害除去神)、ヴィナーヤカ(無上)と呼ばれ、現世利益をもたらす大変人気のある神様です。また、無宗派の神様であり、全ての宗派、全ての階級、全ての地域で崇拝されています。
まんまるお腹に4本の腕、象の頭を持ち、向かって左の牙が折れています。シンボルはOm、サワスティカ、クレセントムーン(上弦の三日月)、モーダカ。ヴァーハナ(神々の乗り物)は、トガリネズミ。武器は斧と縄。象の頭と折れた牙には、さまざまな伝説があります。私は、その中から、私が気に入った話を信じることにしました。かわいく突っ込めるくらいの説を。
恥ずかしギレ、激おこモーダカフリーク、ガネーシャ君。呪いまでかけちゃったけど、このエピソードは、月のクレーターや月の増減を表していて、ガネーシャチャトゥルティでは、月を見ることが禁じられています。
モーダカプリヤ(モーダカを好む者)という別名があるほど、周知のガネーシャの大好物モーダカは、米粉もしくは小麦粉を練った生地で、刻んだココナッツやパームシュガー(椰子糖)を混ぜて作った餡を包み、ひだのある宝珠型に成形し、揚げるか蒸すスイーツ。祭りのプジャー(祈祷)では、必ず21個のモーダカを供えて終え、その後信者に振舞われます。
元来、障害を司る神でしたが、故に障害を除去する善神へと変化しました。知恵、学問の神でもあり学生にも霊験豊かで、商人からも信仰されます。祈祷をはじめ、あらゆる開始にあたってガネーシャに祈りを捧げると良いといわれ、あらゆる障害を除くことから、新しい事業を始めるにあたっても信仰され、除災厄除け、財運向上のご利益を受けることができます。
とにかく縁起のいい神様で、日本では歓喜天と訳されています。
ガネーシャを称えるマントラを唱える前は、手足を清潔にして着座し、数回の調息を行ってから108回唱えます。ガネーシャの種字マントラは 「Gam」
赤で象徴され、赤い花を供えて称えます。額には、ガナパタイェと呼ばれる赤いサンダルウッドペーストで第三の目を、ビブーティ(白い灰)で3本の水平線が施されています。これは、父のシヴァ神の額のティラカと同じものです。眉間には赤いトリシューラ(三又鉾)形が装飾されています。
蛇神ヴァースキを巻いています。
第一チャクラ、ムーラダーラ(ムーラは根、ダーラは流動)に住み、他のチャクラを保持、支え、導き、生命の輪を活性する力を支配しています。
2022年のガネーシャチャトゥルティは8月31日から、
2023年は、9月19日から、2024年は9月7日からです。
Don't miss it !