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3rd season; ヒマラヤ便り

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The diary of my cinematic ordinary life in northern India village.インドのお祭りや風習、日常。インドくるるん滞在…
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ヒマラヤ便り40号 幻の500Rs.1000Rs.

ナマステ~!ここヒマラヤでは、何故かわからないが、私に興味を持ち、信頼し、助けてくれる人にたくさん出会う。そのほとんどの人は、「クルは頭が良い。」と言う。ピタジィ(お父さん)とディディ(姉妹)は、私の良さを見出し育ててくれたが、30代に一緒に居た人は、私の事を「頭がおかしい。」とか、「馬鹿だ。」といつも言っていた。 「くるったクルちゃん」の異名を持つ私にとって、「頭がおかしい。」は誉め言葉で、「馬鹿」については、人それぞれの「馬鹿観」があるので、その人にとっては、馬鹿だった

ヒマラヤ便り8号 चंद्र チャンドラ 月

チャンドラは、私を「ジャパニ」と呼ぶ。間違っていないし、小学生の時、仲良くしていた朝鮮人のおばさんを、親しみを込めて「朝鮮のおばさん。」とか、「角のおばさん」と呼んでいた感覚と同じと思う。チャンドラが奥のキッチンに居て、近所の少女が店にいた時、恥ずかしそうに私の来店をチャンドラに知らせてくれた。チャンドラは、調理中で声が聞こえにくく、大きな声で「え?ジャパニか?」と言った。少女は、私の方を見て答えにくそうにしていたので、「はーい!ジャパニです。急いでないので大丈夫です!」と返

ヒマラヤ便り7号 今旅のゲストハウス

ナマステー!デヴのところが満室だったので、                今旅は、前にインド人のまーちゃんが居たところにした。           ※インド人のまーちゃんとの物語は1stシーズン スイーツストーリーズでお読み下さい。 マリーゴールドの生垣を通っていくよ。 野菜や果物の行商さん。殻付きピーナツを買おうとしたら、秤にシャバいのばっかり入れるから、自分で選ばしてってお願いした。あんま通じなかった。すっとぼけてる気もするが。 柿の木があって、果実はジャパニーズア

ヒマラヤ便り6号 現場監督

10月から11月。ヒンドゥは、結婚シーズンだそうだ。           村の青年が結婚するので、階段のコンクリを打ち直している。         そこへかわいい現場監督が登場。 優しくも厳しい視線。 時には、檄をとばす。 反対側へ移動し、細かいところまで目を光らせる。 あ、バレた。

ヒマラヤ便り4号 बादल baadal 雲

本名、スピーディー・ゴンザレス。 「ビュー!って走る姿がルーニー・テューンズのネズミ、           スピーディ・ゴンザレスに似ているから。」と教えてくれた。 ピンと来なかった私に見たら絶対わかるから、日本に帰ったら調べてごらん。  とニコが言った。 ご主人は、ニコ。 ニコが不在の時は、私の日記を勝手に読んだデヴが     世話を任されている。  世話と言っても、この辺の犬たちは、首輪もリードもつけず、 自由にプラプラしてるので、お客さんの