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3rd season; ヒマラヤ便り

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The diary of my cinematic ordinary life in northern India village.インドのお祭りや風習、日常。インドくるるん滞在…
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#カイラス

ヒマラヤ便り53号 全生物の偉大な明るい友人

ナマステ!ファルグン月シュクラパクシャ2079ラークシャサの今日この頃、いかがお過ごしですか?今日は、地球上の人間の生活に影響を与える9つの惑星ナヴァグラハ(ナヴァ=9、グラハ=惑星)の中の太陽神スーリヤについて、お便りしたいと思います。 ナヴァグラハ 9つの惑星 天の川銀河、太陽系の7つの天体と、太陽と月の軌道の交点である実在の天体ではないラーフとケートゥを合わせてナヴァグラハといいます。  ヴェーダ天文学に関する現存テキストは、ヴェーダーンガ「ジョーティシャ(=光の

ヒマラヤ便り28号 The mystery of 108

ナマステ!ヘッダーの写真は、インドの山奥で修行を積んでた時に見た、いつかの満月。日記内の写真は全てヒマラヤで撮ったものです。さて、今夜は、ヒンドゥと仏教で重要視される108回の謎に迫ります。 と、大風呂敷を広げてみたものの、結論から言いますと、「結局なんだかわからねぇ。」けど、なんかすごい。108 times 。煩悩の数だという印象が一番でしたが、調べたけど「で?」でした。 カイラス山やチベット密教について興味を持つと、「108」にシヴァシヴァ出会います。悟りを開いて仏に

ヒマラヤ便り26号 世界の中心から

ナマステ〜!今日のヒマラヤ便りは、世界の中心からお届けします!ヒンドゥやチベット密教、そしてヨガやアーユルヴェーダに興味を持って独学で研究中、目の前にやってきたさまざまな事象に、"Curious!"が発動する。理解の及ばぬことは、深遠なる智慧として受け入れよう。 このような、雪の住処を眺めていたら、野口晴哉先生の言葉が浮かんできた。 まず自分から動くことだ。自分から出発することだ。しかしその意欲も、背骨が弱いと生じない。脊髄へ息を通すと自発的に動き出し、世界が為に一新する

ヒマラヤ便り24号  Do not disturb

ナマステ〜! 「私は今カイラッシュに居ます。」(嘘) 嘘なんかーい!って思った?ヘッダーの写真は、クル渓谷の山でーす。「カイラスに行きたい。」というと、「死んだら行けるよ。」と言われた。まぁ、そうなんだけどね。 少しずつカイラス山に近づいているのは確かで、生まれてから今までの中継地点も道のりも、私にとっては完璧なものだ。険しい道も、遠回りも、ワープも、出会うものも、全てが完璧だった。生まれるもっと前から、ずっと完璧だった。 「人を信じてはいけません。」なんて子供達に教え

ヒマラヤ便り23号 マントラの乱用

ナマステ!ヘッダーの写真は、部屋の窓から見える風景。鳥と雪山。 ヒマ(雪)と アラーヤ(住処)でヒマラヤ。『雪の住処』 女神パールヴァティ(烏摩妃)は、「山の娘」という意味で、単に山は「パルヴァット」。ヒンディは、女性を指すとき、語尾が『い』になるのが多いようです。シヴァ神の住処、聖山カイラッシュには、『ヤマ』(閻魔)が居て、ヤマの双子の妹、ヤムナー川の女神は『ヤミー』。「ヤクシャ夜叉」=「ヤクシニー」。「ダッカ」=「ダーキニー荼枳尼」など。 パールヴァティとガンガー(