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3rd season; ヒマラヤ便り

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The diary of my cinematic ordinary life in northern India village.インドのお祭りや風習、日常。インドくるるん滞在…
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2022年3月の記事一覧

ヒマラヤ便り32号 Navratri 九つの夜

ナマスカール!今日は、ナヴラトリ(九つの夜)のレポートです。ヒマラヤで撮った9つの夕日と共に、日毎に現れる9つの女神をお楽しみください。 真冬の月齢1.9の木曜日に生まれた私は、そのサイクルが体に刻まれている。自分固有のサイクルを心に留めておくと、なにかと便利です。曜日という7日のサイクルは、不変だし、わかりやすい。体における「気の波」は、7日サイクルで変わるという。月のサイクルと体は連動していて、女性は生理によって、それを実感することができる。私は、30年以上も毎月経験し

ヒマラヤ便り36号 Kurukulla-Red Tara

私のニックネームは「くる」。前にも話したかもしれないけど 、私が高校生の時に、2番目の姉、ゆんちゃんが「くるったくるちゃん」と命名した。自己紹介が必要な時、この由来を話すと、掴みはオッケーみんな食いついてくる。「見た目はそんなにくるってなさそう。」という人が数人。紹介する時に「くるってるから、くるちゃんなんだよ。」と代わりに言ってくれる人もいる。インドに来ても、「クル」はキャッチーな名前で、クル渓谷に行ったときは、「クル渓谷へようこそ、クル!」と言ってもらった。 そんなわけ

ヒマラヤ便り35号 色のお祭り Holi

ナマステ~! 今日は、ヒンドゥのお祭りホーリーです。ホーリーは、春の訪れを祝い、色粉や色水をかけあう楽しいお祭りです。私は、かけられないように、子供たちと目を合わせないようこっそり参加しました。天然資源の色水や色粉なら喜んでかけてもらうのですが、どうやら、最近は化学的な色粉や絵具を使っているのでね。 色のお祭り ホーリー ホーリーは、ヒンドゥー教の暦においてディワリに次いで二番目に大きな祭りと考えられています。 ホーリー祭は色の祭りとしても知られています。 ほとんどの地

ヒマラヤ便り34号 偉大なシヴァの夜

ハッピーシヴァラトリ!だいぶ寒いですが、寒さを楽しんでいますか?寒さの頂点に俗世に降り立ち、標高800メートルで思春期を過ごした私は、寒いのが好き。雪も好き。ワクワクするじゃんね。体を動かすのが一番温まることも知っている。毎日、高低差700メートル近くを車で上り下りし、三半規管と肺が鍛えられた。 グレゴリオ暦に換算した私の誕生日は、ヒンドゥ暦のマハーシヴァラトリの日に当たることがあり、パールヴァティ渓谷でマハーシヴァラトリと共に自分の誕生日を祝いそのあとにクル渓谷、ウッタラ