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東京に行きませんか
朝、カーテンを開けたら雪景色。
やっとキレイに紅葉したのに気分はすっかり冬到来で、まだ先にあるはずの年末がぐっと迫って来た。
急がなきゃ…
ずーっと先送りしているエアと宿をそろそろ予約せねばと焦ってしまう。
イナカビトの推し活に付き物の泊まりでの遠征を年明け早々に予定している。今回は道連れを探し中。先ごろの青森は初見の興奮もあり一人で噛み締めて過ごせたけれど、次回はあれこれきゃーきゃー騒げる相手が欲しい。
この度の推しは、多様なアイドル推し仲間の認知外で、ピカピカのヒカリもんに目がない知り合いたちに、とりあえず彼らをプレゼンしてみた。
何故にワタシは彼らに落ちたのかと理由を滔々と述べた後、現役時代と現在の活動している様子を映像で見せる。
…反応が鈍い。「スタイル良いけどね」「まあ、イケメンズだね」「顔の区別がつかないわ」「いまいち今後の展開がわからん」等々。
チケット2枚も申し込んじゃったよ、ホテルシングル割高!、ぼっち寂しいよ〜とオタクとは程遠い親友に泣きつくと、もちろん同行はしないけど、推し活仲間の気持ちは分かると言われてしまった。
曰く、彼女らが押すのは、厚化粧を浮かせてるBBA軍団にでも最高の笑顔とパフォーマンスを提供する芸能を鍛え上げたプロのアイドルであって、羽生結弦や髙橋藍に入れ上げるBBAとは相容れないんでないかい、とのこと。
違う、違うんだよ、そんなバリバリのアスリートじゃないんだよ、いや、アスリートかな。。カテゴライズはいらないのよ、とにかくいいんだよ三つ子は…と力なく呟く自分であった。