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vol.3-演出への思ひ

-前回に引き続き。今回も創り手のお一人から「襷-tasuki-」のエピソードをお聞きします。-


“こだわりすぎて窮屈になるよりも”


さえこ : 高山さん今日はよろしくお願いいたします。まずは少し自己紹介お願いします。

高山康文: kogakusyu翔の、キーボードを担当している高山です。宜しくお願いします。

さえこ: さっそくですが、高山さんは創り手として「襷-tasuki-」ではどんなところで携わってらっしゃいますか?

高山康文: 襷の演奏では主にピアノです。CD制作の方では、ピアノの録音やアレンジも参加しました。

さえこ: DVDの方でも撮影の現場で携わってらっしゃいますよね。演奏シーンでの指導とか?

高山康文: そうですね。撮影は皷聖泉(※1)の皆様も一緒に演奏シーンなど、撮りました。CDの3曲目にアレンジしたものがあり、ラーラー♪で歌って頂きました。特に指導って事でもなく、スムーズにレコーディングが行くようにディレクションしていただけですよ。

さえこ: 歌っていただいたのはどれくらいの人数だったんですか?

高山康文: 全部で30〜70人くらいだったと思います。1曲目の方は70人。3曲目が30人だったかな。

さえこ: おぉ。けっこうな人数ですね。あ、でも高山さんからしたら沢山の学生さんとコラボとかされているので70人とかはそんな珍しくないのかな。

高山康文: コラボの経験は何回かありますけど、そんなに場数踏んで無いので、皆さんの前では少し緊張しました。

さえこ: やっぱり緊張しますよね。

高山康文: そうですね。あまり人前は得意な方じゃ無いです。

さえこ: 誰かの前で演奏している高山さんをよく拝見しているので、緊張されているように見えてなかったです。

高山康文: 結構緊張する方ですよ。

さえこ: サラッとやってると思っていました。なんだかそういうの聞けてうれしいです。3曲目のラーラー♪って歌っていただくのは事前に練習していただいてたんですか?

高山康文: そうです。代表の深川さんにお願いして、ハモリを歌える皆さんを紹介して頂きました。鼓聖泉の皆さんでも歌える様には考えていたのですが、深川さんがやめといた方がいい。と。笑。

さえこ: なんでだろ。むずかしかったのかしら

高山康文: どうなんですかね?笑 レコーディングの時間の兼ね合いもあったので、逆に主旋律をしっかり歌って頂きました。

さえこ: 主旋律を歌うのも皆さんで歌うと揃えるって難しそう。そんな難しさとかあったりしなかったんですか?

高山康文: 音程や、音の切れるタイミングはみんなで意識して揃えるようにしました。人数が多いと、少々数人の音程が違っていても気にならないものですが、音の入るタイミングや切れるタイミング、あと発音などは少し意識して揃えるようにお願いしました。難しい注文は練習が沢山必要になるので、簡単な事だけでも意識するだけで、十分素敵になりました。

さえこ: 素敵に仕上げるためのポイントを知っているのも過去の経験からなんでしょうね。すごいなぁ。わたしまだDVD映像見てないのでラーラー♪のとこも含めてワクワクが増しています。

高山康文: いえいえ、皆さんの頑張った結果だと思います。

さえこ: 「襷-tasuki-」は高山さんも過去に演奏されているんですよね?

高山康文: そうですね。作った当初からピアノで参加させて頂いてます。

さえこ: 当初から参加されていて、何か変化した事とかってありますか?

高山康文: 大きく変わったのは歌が入った事ですかね。当初は歌が無かったので。

さえこ: 良い歌詞が入りましたよね。わたし歌えます。

高山康文: 素敵な歌詞ですね。僕は歌えません。笑

さえこ: ピアノ弾けるのに。笑

高山康文: 鼻歌なら。


“力をだしすぎず柔軟に”


さえこ: 高山さんと皷聖泉さんとの出会いってどれくらい前なんですか?

高山康文: 2005年とかだったような。記憶が曖昧ですが、10年以上は経ちます。

さえこ: 10年か〜!長いお付き合いですね。

高山康文: 振り返れば確かに長いですね!お付き合いくださって感謝です。

さえこ: 私も皷聖泉さんと出会えた事でkogakusyu翔さんともお会いできたんです。感謝しています。

高山康文: ありがとうございます。

さえこ: 高山さんにとって皷聖泉さんってどんな存在ですか?

高山康文: 翔にとってかけがえの無い存在です。僕にとっては沢山の個性がある楽しいチームです。皆んな一生懸命に色んな行事に取り組んでいる姿には感服です。

さえこ: 本当に一生懸命ですよね。

高山康文: 僕には出来ないです。笑

さえこ: びっくりした。できてますよ。

高山康文: 意外と手抜きですよ。

さえこ: 手抜きなんですか?それはほんとに意外

高山康文: そうですね。笑 言葉の表現もあるかもしれませんが、何事も全て全力ではないですよ。

さえこ: 何か。全力でしない意味があったりするんですか?

高山康文: ここぞと言う時は手を抜きませんが。

さえこ: その時のパワーを温存とか?

高山康文: 全てこだわり過ぎると窮屈な感じもありますし、良い言い方すれば柔軟に対応する。かな。

さえこ: おぉ。深い。「襷-tasuki-」の時も柔軟に?

高山康文: そうですね。全体的には柔軟に対応した方かなと思います。

さえこ: のびのびと演奏されていたのかな。宣伝用の短いPR動画だけでも皆さんの表情が活き活きしていました。

高山康文: その方が色々と受け入れられるキャパも増えて良いのかなと。

さえこ: 拝見するのが更に楽しみになりました。今日はたくさんありがとうございました。最後にこのトークをみてくださった方々に「襷-tasuki-」への思いをお願いします。

高山康文: 簡潔ですが、もっと沢山の方々にこの襷が繋がります様に!

さえこ: 長い時間本当にありがとうございました♪




高山康文 1981年大阪府出身。
12歳よりピアノを始める。
14歳より作曲法・和声法などを独学で学ぶ。高校ではバンド活動を行い
その中でさまざまな音楽・楽器に触れ、
その経験を活かしkogakusyu翔の中で繊細なピアノを響かせている。




(※1)いずみ太鼓皷聖泉(いずみたいこ こせいせん)大阪府和泉市で和太鼓演奏活動をしているアマチュアグループ。メンバーは小学2年生~50歳代。立ち上げ時には太鼓奏者で元鬼太鼓座のメンバーの時勝矢一路(じしょうや いちろ)が指導を行っていたが、現在は、皷聖泉の代表である深川みゆきと繋がりのあるプロの方と指導を行っている。和泉地域を中心に年間60回以上の演奏活動を行い、2011年の東日本大震災以降は毎年チャリティーイベントを開催。福島県いわき市でも毎年演奏を行っている。平成25年(2013年)1月19日にはいずみの国和泉市PR大使に就任。

*「襷-tasuki-」販売前の2020年4月末頃にLINE対談させていただいたものを公開しています。


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