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「円安の是非論議」毎日ショートエッセー:古い羅針盤128章

一昨年後半より、円安が続いている。それで大儲けした人も居れば、そうでない人、あるいは逆に大損した人もいるだろう。自分には全く関係ないと豪語する人も居るかとは思うが、あれだけ続いたデフレが明らかに燃料を中心に、インフレになりつつあるのが実体感ではないだろうか?私自身は円安は悪、結果的には国力ダウンであると考えている。それはドルペックとも言える世界経済。故に、円安は相対的にドル負けであり、給与ダウンに結び付いているからだ。但し、日本経済や企業が防衛と同様に追米の精神で、ドル建ての給与にしていれば、そうした理論には結び付かない。世界各国を相手にビジネスを行っている日本が、独立独歩の歩みを薦めるのは当然ではあるが、その為には、どんな為替状況になっても、国力を喪わない施策が必要なのだ。「給料が上がらないのは、円安のせいですか? 通貨で読み解く経済の仕組み」:永濱利廣氏を読んでいる

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