「億り人の遺言 27」:毎日ショートエッセー:古い羅針盤123章
前回、億り人の遺言 26で述べた為替、日本株、米国株(バリュー&グロース)のここ5年間の動向をもう少し掘り下げてみたい。前回は、何時、買い、何時、売るべきだったかを論じた。先の事は中々読めないので、頂上もしくは谷の一番高い、低い箇所は当てられないとしても、それ近い点は注意していれば分かるはずである。よって、短期間で売買益を稼ぐデイトレーダーであれば、それに注目するのが重要だろう。一方、正業が多忙で、且つ、夜中に株価をトレースする体力の無い一般人ならば、それはかなり苦しい。よって、このブログでは長期保管の可能性について、考察してみたい。しばしば、賢者が市場の上げ下げに動じず、長期保管を心掛けろ!とこの市場では訴えるのが常。それは企業の利益を短期間で求め過ぎて、長続きしない事業経営を憂う気持ちと類似である。だが、それだけでは説得力が欠ける。よって、26で使用したデータでその検証をしてみたい。
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