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「経費という閾値」毎日ショートエッセー:古い羅針盤131章

個人と法人という2人格を持つと、そのコンビネーションとバランス調整が必要となる。法人にばかりウェイトを置くと、個人が疎かになるし、その逆も真である。私の様に、個人も法人も他種の業種を抱えると、ダブルのケアが必要で、中々煩雑なのだ。そして、社会での在り方も同じ、人格とは言え、税金の取り扱いは全く異なり、個人の分がようやく最近理解してきたのに、更に法人の分まで理解が必要になり、かなり困惑している。お抱えの計理士との禅問答のようなやり取りの中で、幾つか判明した事は、個人には色々な規定やルールがあり、千差万別の所得や税金・税率が存在するが、法人の場合は、シンプルで、何でも法人税で括られる点だ。法人で言う利益が、個人で指す所得。法人で言う経費が個人では控除と、益金から損金を指し引き、最終的な課税所得を決める手順は似て非なるものでもある。「経費で落ちる 領収書。レシートがぜんぶわかる本」:関根俊輔氏を読んでいる。

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