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「NISAより強力な投資法 1」毎日ショートエッセー:古い羅針盤126章

何度も、ブログで繰り返すように、投資は息の長い活動だ。その目線は10,20年が常であり、複利という仕組みに持てる資金力の掛け算なので、必然的に其処に至る。但し、期間を短縮する方法が無い訳ではない。リバレッジを利かせる手法で、FXや信用取引がこれに相当する。尤も、リスクも比例して増大する。この究極投資が宝くじであるが、投資当初から半分を胴元に支払い、且つ手に出来るお金の確立は極めて低いのは、賢い読者の方々は既にご存じの方法だ。そんな息の長い投資の中で、NISAは本来政府や県市に徴収される配当金等(凡そ利益の20%)が全て非課税になるので、注目の的なのだ。が、上には上が居る。10倍株の獲得だ。所謂テンバガーハンターと呼ばれる強者たちだ。もちろん、デイトレでこれを成している人は多いだろうが、一介のサラリーマンでこれを実施するのは中々大変だ。私がサラリーマン時代だった頃、デイトレは諦めていたように、時間が中々確保出来ないからだ。この10倍株確保の方法には、色々な手法があり、書籍も多く輩出されている。有名な桐谷さん然り、その他、このブログでも紹介して、四季報の鬼と呼ばれるようなプロ投資家、あるいは、配当権利前後で利益獲得する人も居て、十人十色のまだら模様である。但し、これこそが成功の秘訣なんてのは、眉唾ものなので、色々な人の投資法から、自分に見合ったものを探ってゆくしかないのだと思う。「サラリーマン投資家が10倍株で2.5億円」:愛鷹氏を読んでいる。

氏はこつこつと毎年2百万円程度の定期購入を重ね、今や8百株、2.5億円の総資産を保有するエリート投資家である。投資期間は13年と書かれているので、投資現金は26百万円で2.5億円という事は相当数の含み益を持った株式を保有している事になる。詰まり、平均しても10倍株の比率が高いという事になるだろう。但し、氏の目標は堅実で、あくまでインカムゲイン投資。要は配当金である。そして、高配当金を得られそうな株を探索した結果、予想外のキャピタルゲインも得られたという事なのだろう。しばしば、米国投資が話題に上るのは、この相乗効果が米国株にあると皆が信じているからで、逆に少子高齢化の低成長の日本では中々期待できないと諦めている点でもある。が、氏の実績が示すように、中小企業にはまだまだ成長の可能性が高い分野があり、それを抜け目なく、且つ、定量的に捕捉すれば、氏のような成功も決して不可能ではないのだ。では、具体的方法は?は次ブログで紹介したい。
 

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