「おひとり様の勝ち 02」毎日ショートエッセー:古い羅針盤133章
何故か、おひとり様=敗者、悲劇という構図が世間ではあるように思えるが、実は反対だと思える。人間は孤独であり、死ぬときは一人であるという事実に起因している。どんなに愛されていても、あるいはその逆でも、人は一人で死ぬしかない。時折、無理心中とも言える愛の究極の姿を演じる人たちもいるが、稀である。人は自分で死を選んではいけない。神への冒涜、活かしてきてくれた社会への反逆でもあるからだ。この世に産まれて来た以上、何らかの社会貢献を果たすのが義務である。何しろ、人間は一人では独り立ち出来ない。母乳やミルクを与えて呉れる人が居なければ、あるいは、一人立ち出来るまで、育児を行ってくれる人が居なければ、更には、社会で通じる貢献が出来るまで教育の機会を与えてくれる人が居なければ、生きて行けないからだ。これが若い頃には分からない。全部自分だけで生きてきたと勘違いする。だからこそ、高齢になり、一人で生きる事はかなりチャレンジなのである。そのチャレンジに耐えられる人こそ、強い人、社会に対して、ちゃんと示しを付けれる人と解釈出来るはずなのだ。おひとりさまが知ってお得する お金の貯め方・増やし方」:佐藤治彦氏を引き続いて読んでいる。
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